9月から中日新聞で五木寛之氏の『親鸞』が連載中である。五木さんの福音的視点を私は目を凝らすようにして読む。鮮烈に響いてくる。かたや、麻生太郎首相である。両者の対照が際立っている。
『親鸞』2008/10/02 犬丸はもともと東の市場で売られていた下人の子だった、と、突然、サヨはいった。「下人、というのは?」 忠範がたずねると、サヨは肩をすくめて、「世間の人からいちだん低く見られている者たちを、 . . . 本文を読む
小泉さんは、構造改革で自由競争を徹底し、国民には“痛みが伴う”と犠牲を強いてきました。しかし、自分の子供は別。競争なしで後継に据え、痛みを感じなくてすむように取り計らったわけです。郵政造反議員には問答無用で刺客をぶつけたのに、身内になるとまるで違う。 . . . 本文を読む
今回の請求の中には署名活動感覚で出されたものが多く含まれていた。橋下氏は視聴者に呼びかけながら自らは請求しなかったが、判決は橋下氏が弁護士である以上「根拠を欠くことを知らなかったはずはなく、不法行為に当たる」と断じた。〈来栖のつぶやき〉結局、橋下氏は、未だ何も判っていない。 . . . 本文を読む
人間は弱い存在であり、心だけで更生できるわけではないということをもっと理解すべきだと思う。再犯防止に必要なのは、社会に戻った時に生活できる彼らの『居場所』。それを無視して、少年院でインスタントに心を入れ替え立ち直った、それで再犯したら少年院は何をやってたかという発想は間違っています」 . . . 本文を読む
厚生労働省の労働政策審議会建議は、日雇い派遣や期間三十日以内の短期派遣の原則禁止を打ち出した。しかし、それ以外の登録型派遣については、労働者保護につながる規制強化策をほとんど示さなかった。この点について野党や労組、日本弁護士連合会などが強く反発している。派遣制度をどこまで見直すか、衆院選の与野党の争点の一つにもなりそうな情勢だ。 . . . 本文を読む
最初、民事裁判を裁判員制度でやろうという話だったのに、裁判所内部で民事(部)が刑事(部)に押しつけた。国民に司法を体験してもらうのに、いきなり死刑事件を担当させる、そんなバカな話、ありますか、人の命にかかわることを。憲法に規定された『裁判官の独立』が侵されるという問題もある。それは構わないというなら、高裁、最高裁には裁判員制度をなぜいれないのか?『やめろ』と言いたいし、せめて中止、延期すべきだ。
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