歯の定期点検の日だった。治療椅子に座って口を開けたら、歯医者さんは開口一番「綺麗に磨けていますね」と、お褒めの言葉。ジジになっても褒められると悪い気はしない。部分入れ歯の点検、歯周病有無の調査等一通り終わった所で、「歯茎の硬度調査をします」とか言いながら、何やらチクチクと固いものを歯茎に当てていく。数値は2又は3で、これ又辛うじて合格。と、そこまでは良かったが、その直後、チクチクした所の出血具合を記録しだした。全ての点検・掃除・コーティングが終わった後で、件の記録用紙を見せられた。「点検の時だけでなく、毎日が大切です。この出血具合では、日頃の磨きが良くないですね」とズバリ指摘されてしまった。さすがプロ、「手抜き見破られたり」だ。過去の出血記録によると、点検1回おきに数値・出血共良くない。先回は花丸で褒められたので、いい気になって歯茎のマッサージを手抜きした。勿論、点検前2・3日は確りやったが・・・。現役時代、酒の上の友達で、血圧の定期検査をしている人が居た。検査前日に誘っても、彼はきっぱり断ってくる。常には嫌と言ったことはないのに。そんな時には「検査のための禁酒か、そんなことでは治らんぞ」と言ったものだ。さて、今のジジも・・・。