我家は海岸沿いの小さな市の、その又一番外れの田圃の中に位置している。そんな周辺部でも、近くに市の中央へ通じる道が通っているため、車の流れはそこそこある。この道が、2・3日前から、急に朝夕渋滞が起こり、長い車の列が出来だした。交差点付近で工事を始めたためだ。車で出かけるのが一苦労となった。期末でもないこの時期の工事だから、予算消化工事と違って、どうしてもやらなければいけないものなんだろう。計画しているお役所さんにも、この暑い時期に汗を流している工事屋さんにも、ご苦労サンの一声もかけたくなる。只、一つだけ困ったことが起きた。朝夕の渋滞が始ると、何時もは眠ったように静かな俺ガ家の前の背子道に、渋滞の大通りから、突然折れ曲がって侵入して来る車が多くなることだ。しかも、どうしたことか、どの侵入車も爆音をとどろかせて疾走していく。水遣りをしているジジは、その都度驚いて、飛び退いて逃げるので、まあ、呆け防止にはなっているのだが。