かとう整骨院 よもやま話

寝屋川市、京阪香里園近く木屋町のかとう整骨院です。保険診療や自費診療、コンディショニングに力を入れています。

スポーツ選手に柔軟性は必要??

2024-01-26 17:30:13 | スポーツ障害、外傷
こんにちは、かとう整骨院です。
最近、剣道でいろんなところに稽古に行かせてもらっており、その中でよく『身体が硬いんだけど、どうしたらいい?』という質問を受けます。柔軟性はあった方が良いというのは、なんとなく思っている方が多いようですがそもそも柔軟性は必要なのでしょうか?

結論からもうしますと『あったほうが良い』というのが私の答えです。

おいおい、随分と歯切れのわるい回答やな~と思いでしょうが、これには訳があります。確かに、柔軟性があったほうがケガのリスクは回避しやすいかと思います。肉離れなどは、硬い筋肉の方が起きやすいのは事実です。筋肉はゴムのようであり新しいゴムは伸び縮みして切れにくいですよね?ですが、古くなったゴムは硬くなり切れやすくなります。ある程度、加齢とともに筋肉が硬くなってしまう事は仕方がないですが、繰り返し曲げ伸ばしすることや栄養状態を整えてあげることで柔軟性は維持できます。そういう意味では、柔軟をすることで筋肉の柔軟性を保つことは必要であると言えます。では、柔軟性が高まれば競技力(パフォーマンス)が向上するのか?これには、少々疑問が残ります。確かに関節の可動域があがることでパフォーマンスが上昇することはあると思います。例えば、野球の投球動作などは肩の可動域があった方が有利に働く場合があります。ですが、それによる弊害があるのも事実です。良く動く関節はそれだけ遠心力がかかりますので、その分負担も大きくなります。この辺りは詳しく話すと長くなりますので割愛しますが、ただやみくもに柔軟を取り入れればよいという事でないという事だけ覚えていただければよいと思います。

柔軟をトレーニングに取り入れる最大のメリットは自分の身体を知ることです。柔軟をすることで、左右の違いや痛みが出る部位などに気付くことができます。自身の身体を知ることでケガの予防にもなりますし、トレーニング後のストレッチは疲労軽減にも役立ちますのでオススメです。

柔軟性は目的に応じて行うのが正しいと言えます。やり方やなにをすれば?というのは、それぞれです。かとう整骨院ではそういったご相談も承っておりますので、お気軽にご相談くださいね(^^)/

〒572-0087 寝屋川市木屋町2-1-108
かとう整骨院HPはこちらから
Facebookページはコチラ(いいね!していただけると私が喜びます(^^)/
剣道道場『東脩館』へのご質問もこちらで受け付けております。

連絡先 072-812-3631(予約制)


予約はお電話もしくは、LINEから。LINEでの予約は、下記より『かとう整骨院』を友達登録をしていただき、お名前と予約日時をご記入の上、送信ください。


ドラマ『陸王』に学ぶケガの予防  【香里園 かとう整骨院】

2017-10-30 18:53:02 | スポーツ障害、外傷
私の日曜日のささやかな楽しみが、秋クールから始まったドラマ『陸王』を見る事です。昨日(10/29)が2話目の放映でしたがアツイですね~個人的にはこういう話は大好きです。『陸王?なんだそれ?旨いのか??』という方も、今ならまだ間に合いますので是非見てみてくださいね!(私はTBS関係者ではありません(^^;)

それはさておき、このドラマは有望な陸上選手がケガに苦しんでおり、その選手を助ける為に足に負担のかからないシューズを伝統ある足袋屋が開発していくというお話です。その選手がケガをした理由が、走り方でした。この選手は走る時に踵から接地する癖がありそれが足の障害(ドラマではハムストリングスの損傷)を引き起こしてしまいます。この辺りを少し詳しく解説してみたいと思います。

・接地のあれこれ
昨今、スポーツ科学の発達であらゆる動作が解析されています。“走る”や“歩く”といった基本動作を解析することにより、どこをケガしやすいかという事まで大体わかります。現在、接地について分類されているのが踵接地、前足部接地、全足底接地と言われるものです。これは歩く際にあげた足のどの部分が一番最初に着くかで分類したものです。よくウォーキングの指導などで“踵から地面について、爪先から蹴りだす”なんて言葉を見かけますが、これにもちゃんと理由があるのです。それぞれの接地方法にはメリット・デメリットが存在します。それらについて、すこし踏み込んでみます。

・踵接地のメリット・デメリット
踵接地の最大のメリットは、地面からの衝撃を前進する力に変えやすい事です。やってみると解るのですが、踵から接地するとふくらはぎに直接衝撃がつたわり前に行く力にスムーズに移行できます。ですので、短距離走のようにより多くのパワーを求める際は踵接地は有効であると言えます。ですが、そのパワーの代償として関節への負担が大きいことがあげれます。

・前足部接地のメリット・デメリット
これはつま先から接地していく方法で、前傾姿勢の維持には有効で“倒れ込む”動きを再現しやすくします。その反面に足部、アキレス腱などの筋腱への負担が大きくなってしまいます。

・全足底接地のメリット・デメリット
最期に足の真ん中ぐらいで接地する方法です。この接地方法の最大のメリットは接地時の衝撃が一番少ない事です。衝撃を膝、股関節のクッションで受けることが出来るからです。衝撃は一番少なくなりますが、足裏の接地面積が大きくなるため足のアーチ機能(土踏まず)が使えなくないので接地の際につま先が外に向きやすく、その影響で膝に捻じれ力がかかってしまう場合があります。


どのように接地してもメリット・デメリットは存在します。ですので、スポーツをされている方はその競技特性にあった方法を選択することが求められます。ですが、人は基本的に自分が一番動きやすい方法を選択しがちです。その選択が競技にあったものであれば良いのですが、違った場合は障害発生の原因になってしまいます。ケガにお悩みの方は、こういった事にも原因があるかもしれません。ご自身の動きを確認してみたいという方は、いつでも気軽にご相談ください!ドラマの感想もお待ちしております!(笑)

〒572-0087 寝屋川市木屋町2-1-108
かとう整骨院HPはこちらから
Facebookページはコチラ(いいね!していただけると私が喜びます(^^;)
連絡先 072-812-3631(予約優先)

『運動をしてはいけない』といわれたのですが・・・【香里園 かとう整骨院】

2017-10-17 17:57:57 | スポーツ障害、外傷
かとう整骨院では、剣道をはじめいろんなスポーツをされている方に来院していただいております。その中には、一度病院で検査を受けてから来院される方も少なくはありません。病院での診断で、医師より『練習を休んだ方が良い』や『そのスポーツを辞めた方がいい』と言われたという事で当院に相談に来られる方もいます。確かに、競技を続けることでケガを悪化させてしまったり、最悪の場合は障害が残ってしまうことも少なくはありません。特に成長期のお子様などは、競技に熱中するあまりつい無理をしがちです。このような結果を招かない為に、適切な処置を知っておくことが大事になります。



・ケガには必ず原因がある!
ケガや痛みには必ず原因があります。そしてスポーツをされている方でしたら、その原因は競技中の動作(フォームなど)にあります。いくらケガを治してもココが改善されなければ、また同じケガを繰り返すことになります。また厄介なことに、ケガは繰り返すほど治りは悪くなっていくものです。原因を追究するには、“どこが、どうしたら、どのように”痛むかという事をハッキリ認識しておかなければなりません。小さいお子様であれば、より具体的に(例:ボールを投げる瞬間に痛むなど)確認しておく事が必要です。



・どれぐら休めばいいの?
運動中にケガをした場合はRICE処置が原則です。RICE処置とはR=rest(安静)、I=icinng(冷却)、C=compression(圧迫)、E=elevation(挙上)のことです。この中でもっとも大切なのが安静です。医療従事者であれば、まずこの原則に従うので『とりあえず休んで!』となる訳です。問題なのはどれぐらい休むか?という事です。ケガや痛みの程度にもよりますが、まずは3日が目安になります。急性期の炎症(腫れ)は大体3日で収まります。もちろん、医療機関を受診するのがもっとも望ましいですが、時間の都合がつかない時は、3日間安静にして様子を見る事をオススメします。ですが、これはあくまで緊急の場合であり、自己判断は危険を伴うという事を覚えておいてください!


・痛みがおさまった後は??
ケガをした時は治療を最優先にしますが、ただ安静にしていればよいというものではありません。場合によっては動かした方が早く治る場合もあります。(寧ろ、この方が多いです)その際も、どれぐらいの強度でどこを動かすかというのが重要なのは言うまでもありません。そして、先にも触れたように同じケガを繰り返さないように原因を追究しなければなりません。筋力であったり関節の硬さが原因である場合は、それを補うといったようにです。フォームが原因であるなら、それを見直すことも忘れてはいけません。


・ココロのケアも忘れずに!

ケガをした時は、誰でも落ち込んでしまうものです。特に学童期や、高い目標をもっている人は尚更です。こういった時期は、精神状態が不安定になりやすいので注意が必要です。学童期であれば保護者の皆さんや指導者がかけてあげる言葉が重要になります。心ない言葉は、その後の競技人生を左右しかねないと言っても過言ではありません。ケガの状態が良くなってくれば精神状態も安定してきますので、そういう意味でも適切な処置が必要になるのです。


ケガや痛みに苦しむ人たちには治療以外にも、ココロのケアも重要です。私たち医療従事者はケガを治すことが仕事ですが、ココロのケアにも気をつけなければなりません。ですが、現実にはひどい事を言う人が多いのも事実です(^^;
“適切な処置”というのは、これらを含めたものだと私は考えています。人生は一度きりです。ケガで自分がやりたい事を出来なくなってしまうのは、とても悲しい事です。かとう整骨院では、一人でも多くの方が自分の目標を達成できるようサポートいたしますので、ケガや痛みで苦しんでいる方は、諦めずに是非一度、ご相談下さい!



〒572-0087 寝屋川市木屋町2-1-108
かとう整骨院HPはこちらから
Facebookページはコチラ(いいね!していただけると私が喜びます(^^;)
連絡先 072-812-3631(予約優先)

足首の捻挫、自分でできるテーピング方法公開!! 【香里園 かとう整骨院】

2016-10-13 11:16:31 | スポーツ障害、外傷
え~突然ですが、先日、剣道の稽古中に右足首を捻挫いたしました(T_T)幸いにもそれほど酷い状態ではないのですが、踏み込んだ際や階段の昇り降りで痛みが出るのでしばらく稽古は休まざるを得ないです・・・来月に昇段審査を控える身としては非常に痛いですが、自己管理の甘さを反省しつつも治療に専念いたします。

捻挫の治療といえば、固定と安静になるのですが普段の仕事や生活もありますので、なかなか安静に・・・という訳にも行きません。また、固定もあまりがっちり固めすぎると日常生活にも支障がありますし、なにより自分でやるのは大変です。


そこで、自分で簡単にできるテーピング方法を公開してみたいと思います。効果は私が実証済みです(笑)
足首の捻挫、自分で出来るかんたんで効果的なテーピング方法!



この方法は内反捻挫時(足首を内側にした際に痛む)の対処法ですが、動画の中でも触れていましたように痛みが激しい時にはあまり効果がありません。急性期(受傷してから3日間)にはしっかりと固定することをオススメいたします。

捻挫を繰り返す方や、痛みは大分引いたがまだ少し痛む、サポーターはなるべくつけたくない、動かしながら治したいという方は是非一度お試しください!!


**撮影後期**
三回目の動画撮影でしたが、やはり緊張しますね(-"-)相変わらずのカミカミ具合&滑舌の悪さに絶望を感じます・・・しかもテーピングの色が皮膚の色とかぶってめっちゃ見にくいですね。これは今後の課題ということにしておきます。
ちなみに今回の撮影において素足をみせるという事で、見苦しくならないように足の毛をすべて剃りました。う~ん、動画撮影に身体はってますねえ(^^;

テーピングの巻き方がよくわからない場合もおきがるにご連絡ください!
スポーツの秋、応援しますキャンペーン実施中!詳細はコチラをクリック!!
〒572-0087 寝屋川市木屋町2-1-108
かとう整骨院HPはこちらから
連絡先 072-812-3631(予約優先)

中高年、スポーツのススメ その2

2015-11-26 18:08:20 | スポーツ障害、外傷
こんにちは、かとう整骨院です。
前回のブログで、私自身の話を書きましたが、改めて文章にするといろんな事を思い出します。特に、今でも鮮明に覚えているのはて大学時代、中でも1回生の時の地獄のような日々美しき青春の日々です。ちなみに、この当時の話は現在、私が初対面の人に話す際に鉄板の笑いネタとして使用する頻度が極めて高いです。どんな話かは、直接聞いてください。文章にすると、いろんな意味で大変なことになりますので・・・^^;

それはさておき、前回の続きです。
2度目の悲劇というのは、試合が終わった後に起こりました。この日は個人戦と団体戦両方に出場しまして、1日で6試合ぐらいしました。試合の最中に腰に違和感を覚えたのですが、試合中はなんとか乗り切ることが出来ました。しかし、帰りの道中で痛みはかなり激しくなっていきました。そして翌日からは足に痺れのような感覚が出現。一度腰の手術を経験したことのある私は、それが坐骨神経痛であることがすぐに解りました。症状は日増しに強くなり、診察を受けた医師からは再度の手術も検討してはどうかと言われました。このような状況でしたが、この時はすでに開業しており仕事も休む訳には参りません。それに、1度目の手術を受けた時とは違って現在は治療家です。自身の経験をいかして、自分で自分を治療する方法を選びました。その結果、現在はなんとか回復し、剣道も今年の夏より再開いたしました。

以上が現在までに私が経験してきた事です。この経験から、中高年がスポーツ活動を行う際に意識して頂きたい事をまとめてみます。

①自分の現状を理解しましょう。
これは、私のように競技にブランクがある人に特に言えることなのですが、人間はどうしても自分自身に期待をしてしまうものです。年齢を重ねて身体能力が低下していても、つい昔のイメージを追いかけてしまうものです。私が2度目の腰を負傷したのは、これにあてはまります。若いときに比べ、筋力や関節の柔軟性は必ず低下します。筋力の低下は意識しやすいですが、柔軟性はなかなか自分では感じとりにくい部分があります。

②基礎練習を大切にしましょう。
どんなスポーツでも、基本練習というものがあります。(ex野球のキャッチボールなど)基礎練習をする際に、自分の身体に注目をすると足りない部分が見えてきます。具体的に申しますと、苦手な練習(動作)を見つけることです。苦手な動作には、必ず理由があります。その理由が誤った動作であったり筋力バランスの乱れである場合は、障害発生の原因になることは大いにありうることです。

③クールダウン(アフターケア)は念入りに行いましょう。
競技前の準備運動には気をつけておられる方は多いですが、クールダウンに気をつけておられる方はあまり多くないです。スポーツで一汗かいた後に一刻も早く一杯!!という気持ちは、イタイほどよくわかります(^^)しかし、スポーツで使った筋肉は必ず疲労しています。疲労した筋肉を少しでもはやく正常な状態に戻すにはストレッチが有効です。このように、運動後のアフターケアに力をいれることで翌日の疲れや痛めた箇所のセルフチェックにもなります。運動後、例え10分でも良いですから身体を伸ばしたり、ゆっくりとフォームのチェックなどを行ってみてください。その違いを実感していただけると思います。

私自身のスポーツ経験と、今までの臨床経験からこのような結論を導き出しました。もちろん、まだまだ不足している面はありますが一つの参考にしていただけましたら幸いです。自分の状態を知り、意識を変えることで多くの怪我を防ぐことができるはずです。中高年のスポーツ活動でも、大会で好成績をあげるなど目的を高く設定するのも大切なことです。しかし、より重要な事は競技を長く続けていただくことです。私自身も剣道での目標はあります。その目的を達成するにはより長く競技を続けなければなりません。続けることを第一に考える事で、トレーニングに対する考え方も大きく変わりました。皆さんがより楽しく長く競技を続けれるようにする為に、かとう整骨院では様々なアドバイスや治療を行っております。トレーニングなどでお困りの際はいつでも気軽にご相談ください!


追記:これは、男性の方に多いのですが痛みを感じた際に『ほっとけば治るやろ!』と自己判断される方が多々見られます。いけませんよ~その判断が大きな怪我に繋がります。おかしいかな?と思ったら、かとう整骨院にご連絡を! おかしいかな?と思ったら、かとう整骨院にご連絡を! 大切なことなので、2回言うときました(^^)

スポーツ外傷、障害、各関節の痛みにお悩みの方は是非一度、ご相談ください。
また、各種保険、交通事故の取り扱いもしております。
〒572-0087 寝屋川市木屋町2-1-108
かとう整骨院
℡072-812-3631(予約優先)