こんにちは。寝屋川市木屋町のかとう整骨院です。
最近、知人や患者さんに“ブログ見たよ”と言われる回数が増えてきました。ありがたい事です。しかし、ブログの感想を尋ねると“バイクのブログだよね?”と言われることがしばしば・・・
え~・・・
念のために確認しておきますが、コレは整骨院のブログでございます。くれぐれもお間違えなく^_^;
なので、ココはやはり整骨院のブログらしい事をネタにしてみようと思います。
先日、阪神タイガースの金本知憲選手が今季限りでの引退を表明しました。金本選手といえば、偉大な記録の数々と共に、その不屈の闘志で多くのファンを魅了してきたプロ野球界のスーパースターです。特に、低迷していた阪神タイガースに移籍し、チームを改革し優勝に導いたのは記憶に新しい所であります。
しかし、そんな金本選手でも、ここ数年は結果を出せないシーズンが続きました。その一番の原因はケガです。金本選手は棘上筋腱を断裂したといわれています。
上図は人体の肩関節を前から見た図ですが、棘上筋とは背中から腕の骨(上腕骨)についている筋でありこの筋肉が働くことで腕を横に拡げる事が出来ます。この筋の上腕骨側の付着部は細い腱になっており、また腕は常に重力により引っ張られていることから、この筋肉はストレスに大きくさらされていることになります。
ちなみに、ここは五十肩の好発部位でもあります。
金本選手は、ココを部分断裂、もしくは完全断裂していると聞きます。これにより、ボールを投げる際に腕を振り上げられない状態になっていると思われます。腕を振り上げる動作は、棘上筋だけでなく他の筋肉でも可能ですが、棘上筋はその動きに大きく関与しているため、ココを痛めた状態でボールをなげるのは大変困難であるといえます。
実際に、金本選手が怪我をしてから何度か野球場で彼の投球している姿を観ましたが、あきらかにそのフォームはぎこちなく、肘から前の筋力だけで投げている感じでした。このような状態では、とても全盛期のプレーを取り戻せません。そして、引退の運びとなったのです。
このように原因が解っていても、治りきらないケガや病気は沢山あります。我々施術者も、このような疾患を前にした時に、とても大きな壁を感じます。しかし、それでも少しでも痛みがとれるように、機能が回復するようにと努力は続けております。
全てのケガや病気が完全に治せるようになるなど、夢物語かもしれません。しかし、立ち向かう姿勢だけは忘れてはならないと、今回の報道をみて改めて感じた次第です。
しかし、テーマが難解になると相変わらずまとめ方がひどい・・・まあ、これは国語力の問題ということでご勘弁を^_^;