暇人のぐうたら日記

暇人がぐうたらな日々をつづる

人工知能と人生100 年

2018-05-13 00:31:47 | サスペンス
最近、人生100年時代という言葉を良く耳にする。はて、人生いくら頑張っても80歳ぐらいだろうと深く考えなかった。しかし、にわかに、もしかしたらあり得るのではという気がして来た。それは人工知能が深く関係する。人工知能はコンピュータであるからメンテナンス次第で何年も働き続ける事ができる。しかし、今のところ大量のコンピュータをフル稼働させないと働かない。そこには自ずと限界がある。最近、人間の脳とコンピュータを電気的につなげて脳の保有する知識をコンピュータに与える実験が行われている。仮に人間の脳細胞を使ってコンピュータが学習出来れば、人工知能は脳内で完結する。もはや、人間の肉体は人工的に動かす事ができる。現代の死の定義は脳死なのである。植物状態でも死とは認められず、心臓ポンプを止めれば殺人となる。ここまで来れば、察しがつくだろう。人間は決して死ぬ事はなくなる。感情も人工知能により消去されるから自殺する事もない。ただ、従順に人工知能の発する命令に従うだけである。排除と選別の論理に従えば、人工知能が与えられるのは選ばれた者のみである。また、人工知能が暴走することもある。その時は、破壊される。これが、人工知能と人生100年、働き続けるシナリオなのではなかろうか。権力者が一番恐れるのは老化と死である。だから、老人やマイノリティーを忌み嫌う。自分は完璧でなければ納得出来ない。人類の歴史を見てもその事は良く判る。こうして、排除と選別、人工知能と人生100年、働き続ける社会がすべて結び付く。

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