角灯と砂時計 

その手に持つのは、角灯(ランタン)か、砂時計か。
第9番アルカナ「隠者」の、その俗世を生きる知恵を、私にも。

PROM.06 夫婦別姓について

2015-12-02 06:23:48 | 夫婦別姓、アレやコレや


例えば福島瑞穂ちゃん。

少女の頃、
自分の名前に気になるアイツの苗字をかぶせて、
「岡田瑞穂、キャッ、赤面!」
とか、

あるいは、もう少し高度に、
「志位瑞穂、あら、画数良くない、運勢悪くなっちゃう。
 あ、でも福島和夫、まあ、棟梁運♡」
(注:実際に調べたわけではありません。悪しからず)
みたいな、

そういう恥ずかしい思い出は無いんですかね。
だとしたら、随分淋しい思春期ですよね。

それとも、
かつてのそんな自分があまりに恥ずかしすぎて、
記憶を消そうと躍起になってるんでしょうか。

ま、それはさておき、

世論調査等で夫婦別姓の賛否を問うと、
過半数が賛成するわけですが、

でも、自分が別姓を選ぶかというと、
制度に賛成の人に限っても2割なんですよね。

加えて思うに、
別姓夫婦の子供は、どちらか一方の姓を名乗ることになりますよ、
と指摘して差し上げれば、

ほとんどの人は、
あ、そうか、やっぱり同姓でなきゃ駄目じゃん、
と気づくのではないでしょうか。

「名前は命そのもの」

というのが、別姓を望む理由なら、
だったら、福島さんでなく、瑞穂ちゃんでなく、
あくまでも福島瑞穂とお呼びしなければならないし、

突き詰めれば、
そもそも苗字不要、
ということになるんじゃないかと思いますよ。

個人を表す「名前」は瑞穂です。

それは、親しい間柄でのみ使われるもので、
苗字で福島さんと呼ぶのは、一種の婉曲表現なんですよ。

氏(血統)、姓(職業)、名字(土地)、
皆、個人名で呼ぶのは憚れられる間柄で使われたものです。
今日、様々な役職名で人を指すのと同じです。

呼び名が変っても、
その人がその人であることに変わりはありません。

福島が岡田に変っても、
瑞穂ちゃんが瑞穂ちゃんであることも変わりありません。

そう考えると、
別姓を望む人の本音は、
もっと別のところ、

結婚してないこと、結婚したこと、
離婚したこと、再婚したこと、
等、全て人に知られてしまうのが耐えられない、
何より、いちいち手続きがメンドー、
(しかも、ほとんどの場合女ばっか!)

といった辺りに在るんじゃないかと勘ぐりたくなりますが、
如何なもんでしょうか、福島瑞穂さん?



*参照記事1(冒頭画像も)
朝日デジタル:選択的夫婦別姓に賛成52% 朝日新聞社世論調査より
http://www.asahi.com/articles/ASHC97592HC9UZPS006.html

*参照記事2
Web産経ニュース:「名前は譲れない命そのもの」「女性の活躍望むなら制度変更」 夫婦別姓訴訟原告会見
http://www.sankei.com/affairs/news/151104/afr1511040033-n1.html


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1 コメント

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Unknown (Unknown)
2015-12-02 16:43:47
子供の立場で、父か母の苗字が自分と違うのは違和感があります。 選択的。。。なんだから良いだろう、と言っても、別姓を選択する夫婦は、少数派になりますから、親が別姓の子供たちも少数派になって、必ず、それを理由とした虐めが発生すると思うんです。 だから、僕は反対。 それから、最近のテレビ、LGBT推しが、うるさーいですね。 さらに、マイノリティーが、異常といわれて怒っているそうで、、、マイノリティー=異常というのが、ほぼ言葉の定義そのものとも思うのですが。
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