午後6時前の散歩のとき、団体の観光客さんに遭遇して、10人中10人に、肥えているねえ、太っているねえのオンパレード。
これでも、すこし、痩せたのですけどね。同時に、可愛い可愛いも言われたから、ぽっちゃりも可愛いの要因だろう。
マリィさんは、お姉さん、おじいちゃん、おばあちゃんは大好きだけど、おじさん、子供はどちらかというと嫌い。子供は、うるさいばかりで、どちらかというと乱暴だし、わしも、「あっち行け」といいたくなるときもある。
今日行ったのは世界遺産になった城下町だけど、午後5時には土産物や、その他客商売するところが閉まる。最近は6時過ぎても団体客が来るのに、拝観できる施設も5時に終わる。せめて、7時までは空けておかないと、来るものも来なくなる。
観光で経済を発展させるといってはいるが、どこまでする気があるのか、はっきり言ってわからない、役所の考えることに、きめの細かさがないのだろう。はっきりいって、地味で面白くない町だ、自虐ですけど。
よく聞くと、世界遺産指定されても住んでいる人は、補修も満足出来ないし、苦労が多いといっていた。
たとえば古い屋敷は屋根瓦が落ちたりするので、観光客が危ないということで補修したいのだけどと陳情すると、補助もでない。塀は土壁風にしないといけないし、家も今風にはできないなおど規制はするが、ひたすら住人の努力に、ボランティア精神に頼るだけ。これじゃ、地元も盛り上げるのには二の足ふみますよね。
わしの住んでいるところは、昔は商人の町で、今盛んに当地で言っている参勤交代が通る「御成道」沿いだったのだけど、昭和30年代に道路拡張で、跡形もなく昔の民家はなくなったから、保存もへったくれもなく、住んでいるものにとってはよかった。子供の頃は、低い軒の町屋風情が連なっていて、うちには茶室もある築200年以上の家だったから、そのまま、残しておけば、それなりになにかなったかも知れない。
自分のことはさておいて、午後5時過ぎたら寂れるような状況では、観光客にとってはサービスもないし、2度は来たいとは絶対思わないと思う。で、観光地なのに、こんな閑散状態。大胆な施策をやりきる能力を持った人間がいるのだろうね、まあ、日本人にはほとんどいないタイプだけど。
一方、今日のピーちゃん。すっかり、ピピよりピーちゃんと呼ぶようになった。すっかり、猫らしくなった。
相変わらず、夜はわしと一緒の布団。すっかり、わしの猫?になった、と思っている。