ついこの間まで、
大丈夫。
小さかった実家のマンションの子どもが
久々にすれ違うと
大学生になり
すっかり綺麗な女の人になっていました。
「誰かわかる?」
一緒に居た母が私に言います。
「うん。あの○階の女の子でしょ。
綺麗になったよねぇ。」
「そうやねん。(小さな声で)番茶も出花かな」
そう母は言い私とマンションのスロープを降りて一緒にスーパーへ向かいました。
道中 私は物思いにふけります。
٭•。❁。.*・゚ .゚・*.❁。.*・٭•。
女の子があんなに綺麗になっていくなんて
今までは当たり前だと思っていたけれど、
私の娘はどうなっていくんだろうか…
きっと
母はそんな私の心を見透かして
小さな声で
『番茶も出花』なんて言ったんだと思いました。
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「大丈夫や。『番茶も出花』で綺麗になっていくときは来るから。」
また、私にそう話しかけてくれる母。
「見た目なんかより
オトが明るくなってくれたらそれでええやん」
スカッとした青空のように清々しいその言葉に
「ほんまや〜私もそれでいいわ〜
それが1番大事やね❣️」
「そぉ〜やでぇ〜」と母
「そぉ〜やんなぁ〜」と私
私が母を支えるつもりが、
私はやっぱり母に守られている
そんなあたたかさを感じました。
今日は心療内科の日でもありました。
父のことで振り回されていた私は、
オトのこと
何を伝えようかと迷うくらいにあまり考えていなかったことに気づきます。
日曜日なのにお出かけをした事
(iPadを買いに行った日)
それから
不登校のカウンセリングには行けてることを伝えました。
「好きなことでは動けてるし、カウンセリングにもちゃんと通えているんだね。
この調子で、無理のない外出を続けてみて下さいね。」
「でも、夏休みなので逆に出かけられなくなっています。」
「知り合いに会うかもと思うと心配で出かけられないよね〜」と共感してくれる先生。
「毎週行けてるピアノも、学校のクラブ活動の子たちに鉢合わせしそうで…
夏休みの間はピアノ休ませてあげてもいいかなぁ〜なんて思っているんですよ。」
「そうですねぇ。休ませてあげてもいいと先生も思います。ただまた9月からはちゃんと行くという約束はしてね。」
「はい、そのつもりでいてます。」
先生が何だかいつもよりさらに寄り添ってくれている気がして
嬉しく思いました。
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私は
せっかく行けているから、誰かに会うかもしれないけれども、それでも続けて欲しいから『休んでいいよ』なんて言わない
と、今まで無理をさせる傾向があったように思います。
今は
せっかく行けているのに
無理に今行かせて息切れさせて
『もうこれもダメだ』なんてなっては大変だ
と、思っています。
休んでも、また行けるように
そういう方法もあって
そうしてもいいよって
懐を深くして置こうと思いました。
大丈夫。
オトは自分で考えれるよ。
オトは自分で動き出せるよ。
私がちゃんと待ってさえいれば。