父の病気に振り回されないようにしようと思っていますが、
母も私もすっかり疲労困憊です。
コロナ禍の入退院に戸惑い、
退院後は貧血による気絶が続き、
父と同居の母はついに最近ストレスから目が回ったようです。
耳石によるめまいだったようで、
しばらくしたら治ったようですが…。
最近の父は、少しずつ元気を取り戻してきました。
ご飯はしっかり食べて
暑い中散歩にも出かけるようになりました。
また、気絶したらと思うと初めは止めていたんですが言うことを聞かず、
とうとう毎日7000歩ほど歩くようになりました。
「歩かないと夜寝られへんねん」と、
その一心で歩いている様子です。
そうして、歩くようになると食べれるようになり…
歩けるようになると買い物をしたくなり…
買い物に行くとお酒が目に入り…
あとは予想通りです。
ビールを飲んでいるようです。
今日の夕方、母からLINEが来ました。
「隠していたブランデーが空になっている。呑んだらしい」と。
母もたまたま見つけてしまったらしく…
怒り心頭だったのではと想像します。
夜8時 いつものように母と長電話をしました。
「知らぬが仏で、知りたくなかったね。
元気になったら、自滅の道をゆくと思ってたけどね…。(本当にそうなったな)
アル中は、やっぱり最後までこんな感じなのかもしれないよ。
いずれはこうなるって予想はしていたけれども、腹が立つよね。」
なんて、話をしました。
でも、何度も何度も母と私はこんなことを予想していたので今後どうしようかとか、
どう止めさせようかという話題にはなりませんでした。
遠方に住んでいる兄ともちゃんと打ち合わせ済みです。
『好きにさせる』
今までさんざん家族を不幸にしてきてもなお、
また不幸にさせるのかと、
残念でなりません。
でも、もう私たちにはそれに立ち向かうエネルギーはないです。
「好きなように生きれてのめてよかったね」って
そういう言葉を最後に贈ろうと思っています。
家族を不幸にしてる とか
お酒飲んだら死ぬって言ってるでしょ とか
言っても、もう無駄です。
伝えることは伝えたので
あとは本人が身をもって自覚していくしかありません。
断酒の為の病院とか入院とか
拷問でしかないでしょう。
そういうはやめてあげたいと思っています。
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今は回復傾向にある父ですが、
いずれ訪れる不安に対処できるよう
週に1回の訪問看護をお願いしました。
父の介護に手をとられている母の負担を減らす為、コープの夕食宅配もお願いすることにしました。
母が心配です。
自分に厳しい母は
父にも厳しいです。
父を『許せない』と思うことで
さらにストレスが上乗せされていきます。
せめて
晩ご飯を考えるストレスや
父の病気の事を相談出来る人というのは
必要かなって。
世の中は、
どうにもならないことがあふれていて
途方にくれることも沢山あるけれど
本当に困った時に
また新たに道ができてきて
手を差し伸べてくれる人やサービスが見つかるものですね。
訪問看護の看護師さんが母に言ってくれました。
「お母さん。
お母さん自身を大切にしてね。
今のままだとお母さんがたおれちゃうよ。自分に厳しいから。
人に優しくすることは自分に優しくすることになるんですよ。
お父さんはね、認知症の具合から言って、多分子どもみたいになってるの。
それでね、お母さんの言っていることはほとんど聞けてないんですよ。
たくさん言うとね、余計聞けないんです。
なんにも言わなくていいと思いますよ。
それよりもにこにこしていたほうがいいですよ。」
どこまで母に響いたかはわかりませんが、
「なんか楽になったわ」って母が後で言っていました。
「もう何もいわない。しゃべったらへん(笑)」なんて言っていましたが(笑)