鳩
ある朝、歩きながら何気なく上空を見上げると、ハトが群れを成して舞っていた。またあ
る朝には電線に群がって止まっていた。その数が半端じゃない。ここら辺りにいるハトを
寄せ集めても精々10羽程度。遠くからでもやって来る、何かを目当てに。その何かは、
ご馳走にありつけること、それしかない。それにしても、遠くのハトは何でこの事を知って
集まってくるのか、不可解ではある。
暫く待っていると、お目当て . . . 本文を読む
ハト
朝の散歩は大体7時30頃家を出ることにしている。今時分になると日の出が遅くなって、
その時刻は朝靄がかかって、顔に当たる風が冷たい。歩き始めると、道の上の電線に
決まったようにハトが数羽止まっている。そのハト達、シーンと静まり返って一向に鳴き声
を発しない。上を見なければ気がつかないくらいである。まだ薄暗い中でのこの光景は、
不気味な感じさえする。
ハトはカラスほど頭が良くないようだが、 . . . 本文を読む
アオサギ
川の中に現れている陸地に1羽のアオサギが佇んでいる。肉眼では距離があるのでよく
分からないが、アップで撮ってみると、お馴染みのアオサギのようである。流れの方を
向いてエサを狙うのじゃなくて、陸の方を向いて首を垂れている。そう言えば、周りには
仲間がずっといなかったし、今はシラサギも見当たらない。その寂しさに耐えているポー
ズなのかもしれない。へこたれるな、サギ君。
金牡丹
この . . . 本文を読む
大型犬
歩いていたら、大型犬を連れている人がいた。スイス産のバーニーズなのだ。この犬は
今もそうかもしれないが、アルプスの山岳部で牧畜犬、護衛犬、運搬用として飼われて
いた。後ろから見ると、熊かなあと思うくらい真っ黒なのだが、前からでは顔、胸、腹にか
けて白が入る。ぬいぐるみが出ているようだし、連れている人の談では実物も人には優
しいとの事。
写真を撮ろうと思って、近づくとじろっと睨まれた。カ . . . 本文を読む