松下幸之助[一日一話]

平穏無事な日の体験

　体験というものは、失敗なり成功なり何か事があったときだけに得られる、というものでしょうか。決してそうではないと思います。平穏無事の一日が終わったとき、自分がきょう一日やったことは、果たして成功だったか失敗だったかを心して考えてみると、あれはちょっと失敗だったな、もっといい方法があったのではないか、というようなことが必ずあると思います。それについて思いをめぐらせば、これはもう立派な体験と言えるのではないでしょうか。

　形の上での体験だけでなく、日々お互いがくりかえしている目にみえないささいなことも、みずからの体験として刻々に積み重ねていく姿勢が大切だと思うのです。

今日は何の日

2月7日はオリンピックメモリアルデー

1998（平成10）年に発行された『写真集 歓喜のメダリストたち 長野オリンピック’98 THE 18TH OLYMPIC WINTER GAMES，NAGANO 1998』（朝日新聞社編、朝日新聞社）の「開会式」に「2月7日午前11時、（中略）開会式がはじまった」とある。気づけばもう15年前なのだから、当時生まれた子どもがいまでは中学校に通っているということになる。あのころはスピードスケートの清水宏保がワイドショーのコメンテーターを務めるとは想像だにしなかっただろう。月日の流れはあっという間である。となれば、ふたたびあの感動をこの国で…といいたいところだが、2018（平成30）年の冬季五輪が韓国の平昌で行われることが決定した。そして、すでに2020年（平成34年）の冬季五輪の開催地にバルセロナなどが立候補を示している。
2月7日生まれの有名人
1812年　チャールズ・ディケンズ 作家　1870年没
1937年　阿久悠 作詞家　2007年没
1943年　小林稔侍 俳優
1963年　香坂みゆき タレント
1976年　奥大介 サッカー選手
1977年　宮本恒靖 サッカー選手
1982年　向井理 俳優
1988年　加護亜依 歌手・タレント
1992年　矢島舞美(℃-ute) 歌手・タレント
1996年　萩原舞(℃-ute) 歌手・タレント