☆ 9月9日は救急の日
お早うございます。今日もお立ち寄りありがとうございます。☆
9月9日 松下幸之助一日一話(松下幸之助.COM)
師は無数に存在する
手近に親切な指導者、先輩がいて、自分を導いてくれる、そういう人が会社にいる人は幸せだと思います。しかし見方によれば、指導者のいないところにこそ、みずからの発展というものが考えられる、ということも言えるのではないかと思います。
蓄音機や白熱電灯などを発明開発したあの偉大なエジソンには指導者がいなかったそうです。それでみずからあらゆる事物に関心を持ち、そこに指導者を見出しました。汽車にのれば、石炭を焚く音や車輪の音に指導者を見出したわけです。みずからを開拓する気持になれば、行く道は無限に開かれている、師は無数に存在していると思うのです。
【コラム】筆洗
2014年9月8日 東京新聞TOKYOWeb
▼雨冠に「淫」と書いて「霪(いん)」という見慣れぬ漢字がある。訓読みは「ながあめ」。度を越した雨、十日以上も降り続くような雨が「霪」だという
▼天に向かって、いささか度を越しているのではないかと言いたくなるような「霪の夏」であった。天気図を見れば、長雨時を思わせるような、長々とした前線が日本列島にまとわり続けた。広島では豪雨による土砂災害で、七十人を超える犠牲者が出た
▼気象庁によれば、西日本の太平洋側では、八月の降水量が平年の三倍にもなった。西日本と東日本の日本海側でも平年の倍以上の雨が降って、日照時間は半減した
▼そういう異常気象の夏であったが、そもそも日本列島の夏の空では水蒸気が増える傾向にあるのだという。これは温暖化の影響とも考えられ、気象の専門家は「温暖化の影響はこの先ますます顕著になるだろう。今回のような大雨は近い将来にまた起こる可能性がある」と警告している
▼漢字に話を戻せば、需要の「需」も雨冠。『字通』によると、「而」は頭髪を切って神に仕える人の形で、そういう人が天に雨をもとめるのが「需」だという
▼人類は、あれもこれもと需要を拡大させ、大量消費文明を築いてきた。温室効果ガスを出し続けた結果、異常な大雨の危険すら招きつつある。「霪」の字の淫は、節度を忘れて求めすぎる現代文明のありようかもしれぬ。
【社説】東京新聞TOKYOWeb
介護人手不足 仕事に見合う賃金に
2014年9月8日
二〇一五年度の介護報酬改定の議論が来月から本格化する。最大の焦点は介護職員の待遇改善だ。人手不足を解消し、これからの高齢化社会に備えるため、賃金の引き上げが必要だ。
職員が集まらないため、介護施設や訪問介護事業所を閉鎖せざるを得ない。サービスの提供を断らなくてはならないという事態が現場では起きている。
高齢化が進み、介護費用は膨張している。当然、担い手も増やさなければならない。制度が導入された二〇〇〇年度、五十万人だった介護職員数は、現在約三倍の百五十万人まで増えているが、需要に追いついていない。
最大の要因が、賃金の低さだ。介護労働安定センターの調査では、労働条件の不満の上位に「仕事内容のわりに賃金が低い」ことが挙がる。
常勤のホームヘルパー、施設職員の平均賃金は月約二十一万八千円。全産業平均よりも約十万円低い。介護職員の労働組合幹部は「せめて全産業平均並みに」と訴える。人手が足りないため、休みがとりにくいとの不満も出る。
このため、離職率も高く、短期間で辞める人も多い。介護という仕事にやりがいや魅力を感じて入る人が多いが、将来設計が描けず、志半ばで挫折してしまう。
介護保険からサービスに支払われる単価である介護報酬は政府が決める、いわば「公定価格」。三年に一度、改定されているが、過去二回、財政支出を減らすために引き下げられた。民主党政権は賃金四万円アップを目指したが、実現せず、制度導入当初と同水準で低迷している。
厚生労働省は二五年度までに、今よりも百万人増員しなければならないとしている。担い手がいなければ、介護サービスを受けたくても受けられない人が出てくる。介護保険が「絵に描いた餅」になりかねない。職員の賃金や待遇の改善は急務の課題だ。
このほか、キャリアが賃金に結び付くような仕組みづくりも重要だ。多くの職員は何年働いても賃金は上がらない。認知症高齢者のケアなどには専門的な技術やノウハウが必要になる。キャリアが評価されるようになれば、やる気も高まり、サービスの質の向上にもつながるだろう。
政府は消費税引き上げによる税収の一部を介護職員の待遇改善に充てるとしている。国民の老後の生活を守るためにも職員の待遇改善につながる改定を求める。
☆ 今朝は良い天気です。暑くなりそうです。
今日も皆様にとって良い一日で有りますように ☆
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師は無数に存在する
手近に親切な指導者、先輩がいて、自分を導いてくれる、そういう人が会社にいる人は幸せだと思います。しかし見方によれば、指導者のいないところにこそ、みずからの発展というものが考えられる、ということも言えるのではないかと思います。
蓄音機や白熱電灯などを発明開発したあの偉大なエジソンには指導者がいなかったそうです。それでみずからあらゆる事物に関心を持ち、そこに指導者を見出しました。汽車にのれば、石炭を焚く音や車輪の音に指導者を見出したわけです。みずからを開拓する気持になれば、行く道は無限に開かれている、師は無数に存在していると思うのです。
【コラム】筆洗
2014年9月8日 東京新聞TOKYOWeb
▼雨冠に「淫」と書いて「霪(いん)」という見慣れぬ漢字がある。訓読みは「ながあめ」。度を越した雨、十日以上も降り続くような雨が「霪」だという
▼天に向かって、いささか度を越しているのではないかと言いたくなるような「霪の夏」であった。天気図を見れば、長雨時を思わせるような、長々とした前線が日本列島にまとわり続けた。広島では豪雨による土砂災害で、七十人を超える犠牲者が出た
▼気象庁によれば、西日本の太平洋側では、八月の降水量が平年の三倍にもなった。西日本と東日本の日本海側でも平年の倍以上の雨が降って、日照時間は半減した
▼そういう異常気象の夏であったが、そもそも日本列島の夏の空では水蒸気が増える傾向にあるのだという。これは温暖化の影響とも考えられ、気象の専門家は「温暖化の影響はこの先ますます顕著になるだろう。今回のような大雨は近い将来にまた起こる可能性がある」と警告している
▼漢字に話を戻せば、需要の「需」も雨冠。『字通』によると、「而」は頭髪を切って神に仕える人の形で、そういう人が天に雨をもとめるのが「需」だという
▼人類は、あれもこれもと需要を拡大させ、大量消費文明を築いてきた。温室効果ガスを出し続けた結果、異常な大雨の危険すら招きつつある。「霪」の字の淫は、節度を忘れて求めすぎる現代文明のありようかもしれぬ。
【社説】東京新聞TOKYOWeb
介護人手不足 仕事に見合う賃金に
2014年9月8日
二〇一五年度の介護報酬改定の議論が来月から本格化する。最大の焦点は介護職員の待遇改善だ。人手不足を解消し、これからの高齢化社会に備えるため、賃金の引き上げが必要だ。
職員が集まらないため、介護施設や訪問介護事業所を閉鎖せざるを得ない。サービスの提供を断らなくてはならないという事態が現場では起きている。
高齢化が進み、介護費用は膨張している。当然、担い手も増やさなければならない。制度が導入された二〇〇〇年度、五十万人だった介護職員数は、現在約三倍の百五十万人まで増えているが、需要に追いついていない。
最大の要因が、賃金の低さだ。介護労働安定センターの調査では、労働条件の不満の上位に「仕事内容のわりに賃金が低い」ことが挙がる。
常勤のホームヘルパー、施設職員の平均賃金は月約二十一万八千円。全産業平均よりも約十万円低い。介護職員の労働組合幹部は「せめて全産業平均並みに」と訴える。人手が足りないため、休みがとりにくいとの不満も出る。
このため、離職率も高く、短期間で辞める人も多い。介護という仕事にやりがいや魅力を感じて入る人が多いが、将来設計が描けず、志半ばで挫折してしまう。
介護保険からサービスに支払われる単価である介護報酬は政府が決める、いわば「公定価格」。三年に一度、改定されているが、過去二回、財政支出を減らすために引き下げられた。民主党政権は賃金四万円アップを目指したが、実現せず、制度導入当初と同水準で低迷している。
厚生労働省は二五年度までに、今よりも百万人増員しなければならないとしている。担い手がいなければ、介護サービスを受けたくても受けられない人が出てくる。介護保険が「絵に描いた餅」になりかねない。職員の賃金や待遇の改善は急務の課題だ。
このほか、キャリアが賃金に結び付くような仕組みづくりも重要だ。多くの職員は何年働いても賃金は上がらない。認知症高齢者のケアなどには専門的な技術やノウハウが必要になる。キャリアが評価されるようになれば、やる気も高まり、サービスの質の向上にもつながるだろう。
政府は消費税引き上げによる税収の一部を介護職員の待遇改善に充てるとしている。国民の老後の生活を守るためにも職員の待遇改善につながる改定を求める。
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