こんばんは宮崎の田村です。
本日のブログには写真がありません。失礼(^^;
先日つるた社長の学生の頃の先生の話がありましたが、私が中学校の頃の思い出の先生の話も書きたいと思います。
少し長い文章ですが・・興味のある方はお読みください。m(_ _)m
私が中学校の時、技術のH先生というちょっと変わった先生がいらっしゃいました。
あ、Hな先生ではないですよ。(馬鹿)
お互いに「バイクが好き」ということですごく仲が良かった先生でしたが、普段は何かしら鬼のようにいろいろと厳しい先生でした。
なので、どちらかというと一般の生徒からはちょっと嫌われている方だったかな?
中学校の技術の時間「原動機」という項目があったのですが、そのときその先生は5~6人のグループに1台ずつホンダスーパーカブの50ccエンジンを用意して、「バラしてもう一度組み直し、エンジンが掛かるまで自分達でやりなさい。」という「中学生にはちょっと難題?」な課題を出してきました。
で、結構悪戦苦闘している私達を放ったらかし、先生本人は何をしていたかというと、自分もバイクをバラして組み直していました。
もちろん先生のはカブなんかではなく・・たしかKawasaki W3かなんかでした。いやW1Sだったかな?
しかも先生はエンジンだけではなくボディまで全部含めたフルレストアやってます。塗装とかまで・・
「をいをい先生何してるんだよ」(^^;;
何か常に技術室の隅の方には3台ぐらい古いバイクが置いてあったんですよねぇ。
当時先生は、車はイスズ117クーペ(当時でも既に旧車)、バイクはホンダイーハトーブ(125cc)や、ホンダCB750Fなんかに乗っていらっしゃいました。
が、突然先生は「ドカティ900S2を買った!」とウキウキして私に教えてくれました。
ドカティとは・・ご存知の方も多いとは思いますが、イタリアの有名なバイクメーカーです。この900S2というモデルはそれまでのベストセラー900SSから当時モデルチェンジしたばかりの高級バイクでした。
「先生金持ってるな~」と思って話をしていると「実は前に乗っていたCB750Fとこの前まで技術室でレストアしていたバイクを3台程売ってドカティを買った」ということでした。
ん?それってあのとき授業中に作業してたヤツかよ!!(笑)
その先生は学校の掃除にもうるさい方でした。
掃除サボっていると「ゴルァァァ!」とすごい勢いで怒鳴りつけてくる先生でした。
その点は生徒に厳しいというより「メチャクチャ綺麗好き」という先生のポリシーだったのかもしれません。
当時、学校に乗ってくるバイクも車もいつもピカピカでしたもんねぇ。
その後、私も高校を卒業して何人かバイク好きの中学校の同級生を集めてその先生と会おうかということで電話したことがありましたが、中々先生との都合がつかずとうとうバイクで一緒にツーリングということは実現しませんでした。
私が24歳のとき・・突然「先生が亡くなられた」という連絡がありました。
当時、先生は某中学校の教頭先生になられていました。
死亡したときの状況は、生徒が朝礼で全員体育館かどこかに集合して教室に居ないとき、2階(か3階?)のガラス窓をせっせと一人で拭き掃除をしていて転落したそうです。
最後まで綺麗好きな先生らしい行動だったのかもしれません。
当日の夕方、急いでお通夜に行きました。
そして、先生の自宅のガレージで、メチャクチャに磨き込まれてピカピカに光る新車のような「ドカティ900S2」を見ることができました。
「先生、一緒にツーリング行きたかったですねぇ!」
本日のブログには写真がありません。失礼(^^;
先日つるた社長の学生の頃の先生の話がありましたが、私が中学校の頃の思い出の先生の話も書きたいと思います。
少し長い文章ですが・・興味のある方はお読みください。m(_ _)m
私が中学校の時、技術のH先生というちょっと変わった先生がいらっしゃいました。
あ、Hな先生ではないですよ。(馬鹿)
お互いに「バイクが好き」ということですごく仲が良かった先生でしたが、普段は何かしら鬼のようにいろいろと厳しい先生でした。
なので、どちらかというと一般の生徒からはちょっと嫌われている方だったかな?
中学校の技術の時間「原動機」という項目があったのですが、そのときその先生は5~6人のグループに1台ずつホンダスーパーカブの50ccエンジンを用意して、「バラしてもう一度組み直し、エンジンが掛かるまで自分達でやりなさい。」という「中学生にはちょっと難題?」な課題を出してきました。
で、結構悪戦苦闘している私達を放ったらかし、先生本人は何をしていたかというと、自分もバイクをバラして組み直していました。
もちろん先生のはカブなんかではなく・・たしかKawasaki W3かなんかでした。いやW1Sだったかな?
しかも先生はエンジンだけではなくボディまで全部含めたフルレストアやってます。塗装とかまで・・
「をいをい先生何してるんだよ」(^^;;
何か常に技術室の隅の方には3台ぐらい古いバイクが置いてあったんですよねぇ。
当時先生は、車はイスズ117クーペ(当時でも既に旧車)、バイクはホンダイーハトーブ(125cc)や、ホンダCB750Fなんかに乗っていらっしゃいました。
が、突然先生は「ドカティ900S2を買った!」とウキウキして私に教えてくれました。
ドカティとは・・ご存知の方も多いとは思いますが、イタリアの有名なバイクメーカーです。この900S2というモデルはそれまでのベストセラー900SSから当時モデルチェンジしたばかりの高級バイクでした。
「先生金持ってるな~」と思って話をしていると「実は前に乗っていたCB750Fとこの前まで技術室でレストアしていたバイクを3台程売ってドカティを買った」ということでした。
ん?それってあのとき授業中に作業してたヤツかよ!!(笑)
その先生は学校の掃除にもうるさい方でした。
掃除サボっていると「ゴルァァァ!」とすごい勢いで怒鳴りつけてくる先生でした。
その点は生徒に厳しいというより「メチャクチャ綺麗好き」という先生のポリシーだったのかもしれません。
当時、学校に乗ってくるバイクも車もいつもピカピカでしたもんねぇ。
その後、私も高校を卒業して何人かバイク好きの中学校の同級生を集めてその先生と会おうかということで電話したことがありましたが、中々先生との都合がつかずとうとうバイクで一緒にツーリングということは実現しませんでした。
私が24歳のとき・・突然「先生が亡くなられた」という連絡がありました。
当時、先生は某中学校の教頭先生になられていました。
死亡したときの状況は、生徒が朝礼で全員体育館かどこかに集合して教室に居ないとき、2階(か3階?)のガラス窓をせっせと一人で拭き掃除をしていて転落したそうです。
最後まで綺麗好きな先生らしい行動だったのかもしれません。
当日の夕方、急いでお通夜に行きました。
そして、先生の自宅のガレージで、メチャクチャに磨き込まれてピカピカに光る新車のような「ドカティ900S2」を見ることができました。
「先生、一緒にツーリング行きたかったですねぇ!」
泣けてきますね。
できる時にしとかないと後で後悔しますね。
あなたの機械いじりが好きなのはこの事からなのでしょうね。人生、人と人との出会いで変わっていくんですよね。いい話でした。
ところで、この先生の「何でも綺麗に維持しておく」という行動は、何も「見た目に拘っている」というだけではないのです。
常に綺麗にしておくことで不調箇所等も発見が早いので「トラブルの未然回避」という意味も大きいことです。
汚れた所にオイルが滲んでいても気付きませんよね。
そして先生はこうも言っていました。
バイクでも車でも、運転しているときは五感をフルに使って「ん?何かいつもと違う。」といったトラブルの情報を掴み取れと。
んん?遠まわしですが、これって何か社会生活でも似たようなことがいえるのかもしれませんね。