㈱興電舎商事 社員のブログ

社員のひとりごと

京都散歩その3

2016-09-05 20:47:37 | ドライブ・旅行
 梅小路公園から奥へ・・・
5分ほど歩き 公園を抜けると そこに鉄道博物館がありました。
入り口には長い列。入場を諦めかけたのですが、整理の方に確認すると15分で
入れます との事。
並びました。
 きっかり15分で入れました。
入るとすぐの展示がこれです。

SLと在来線、新幹線。



新幹線は東京オリンピック時にスタートしたので 恐らく1964年頃開通。
当時0系と言われていたようです。
私が就職したのが1977年ですから当時はまだ この0系だったのでしょう。
実は私の最初の仕事はこの新幹線でした。
今でこそ 撮り鉄 とか 乗り鉄 とか ありますが 何でしょうか?作り鉄?と言いますか???
何の仕事だったのか ・・・ これ ・・・です。

よくわかりませんね。
では 運転席内部の写真を。

これは参考のため 運転席からの風景。
このスピードメーターも私らの時にはプラズマディスプレイに変わりました。
それ関係の仕事でした。

運転席の後ろが これ です。この盤です。

このランプ、速度帯を表すものです。
 これが最初に担当した仕事でした。この緑の国鉄色の制御盤です。
ATCです。オート・トレイン・コントロール ・・・ 自動列車制御装置と言う制御装置です。
 新幹線の頭脳の部分です。
3chと共通部 で構成されてます。
3つのタコジェネからスピード信号を電圧で取り込みます。
そこで多数決回路を組み、スピードを測定します。
3つとも同じなら 正。2つが同じで1つが違う場合、その違う1つが間違いと判定し
切り離します。そして残り2chで走行します。
昔は全てリレーシーケンスで組んでました。
私が会社辞める頃はマイコンが入って来ましたね。1970年後半です。

 また、運転手が誤操作をするとブレーキが掛かるようになってます。
いわゆるフェル・セーフです。
 また、レールには定尺があり(長さは忘れました)たとえば1本1kmなら、1km毎を
絶縁した状態で繋いでます。
そして、その同じ線路内(1km内)に電車が2台入るとブレーキがかかる仕組みに
なってます。
それらの仕組みから、列車同士の事故はありません。
もちろん それ以外にも多くの仕組みがあるでしょうけど。
 ただ、それは設計上の話で現物がそうなっているかは別の話です。
設計思想どうりになっているか、それを試験する係りが私の部署でした。

 名古屋の日本車両さん、神戸の川重さん、水戸の日立車両さんに出張したものです。
1両確か25m。普通16両編成で、製作工場では運転席+7両、半分を繋いで試験でした。
25m×8両=200mを行ったり来たり飛び回って現調したのを懐かしく思い出しました。

 まぁそれはそれとして博物館内部の写真を。









周りの設備も紹介されてました。
変電設備では 保護リレー盤も・・・。
 写真撮れてませんでしたね。
これは親会社興電舎さんでも作ってます。
今では ほぼマイコンですね。



これは回転台。
昔は南延岡にもあました。今では跡地はパチンコ屋さんになってます。
九州では以前このブログでも紹介した 豊後森 にもありますね。

ともかく懐かしい時間でした。



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1 コメント

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私も行ってみたい♪ (TAM@宮崎)
2016-09-06 19:39:09
うわ~、いいですねぇ♪
写真1枚目と2枚目の蒸気機関車C62が最高にカッコいいですね!
C62は私が一番好きな蒸気機関車です。
ちなみにC62型は銀河鉄道999のモデルとなった機関車ですね。
新幹線では写真8枚目に撮影されている500系が好きです。
シャープなデザインは歴代新幹線の中でも一番カッコいいのではないかと思います。
今でもファンの多い人気の型ですね。

今度私も見学に行ってみたいです♪
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