いつも乗る電車は、バイトのガードマンが朝立っている。
ホームに落ちないようにとか、人間の整理だとかだと思う。
んで、毎朝同じ場所に同じ人が立っている。
ぼんやりと電車に揺られていると、とある駅でいつも
柳原可奈子みたいな(=アパレル店員みたいな)声で
「おはようございますー。降りる方はいらっしゃいますかー?」
などと朝からハイテンションで働いている女性に出くわす。
ぼんやりしていた気持ちが突風で消されてしまう、場にそぐわない声。
ひそかに私は彼女を可奈子と呼び、可奈子の人生について考える。
可奈子がもしも苦学生だったのなら、バイトを終えて学校へ行くのだろう。
学校が終わったら服屋で更にバイトをするのだろう。
可奈子がもしも、フリーターだったのなら。
服屋でバイトするのも飽きてしまったのだろう。
朝お父さんとご飯を食べて、一緒に家を出て
父は電車に揺られ、娘(可奈子)は駅で働くのだろう。
様々な可奈子パターンを頭に描き、そして私は電車を降りる。
それにしても可奈子はどんな人なんだろう。一度顔を見てみたいものだ。
(↑混んでるから顔なんて見えない。どこにいるか不明だったりする。)
ホームに落ちないようにとか、人間の整理だとかだと思う。
んで、毎朝同じ場所に同じ人が立っている。
ぼんやりと電車に揺られていると、とある駅でいつも
柳原可奈子みたいな(=アパレル店員みたいな)声で
「おはようございますー。降りる方はいらっしゃいますかー?」
などと朝からハイテンションで働いている女性に出くわす。
ぼんやりしていた気持ちが突風で消されてしまう、場にそぐわない声。
ひそかに私は彼女を可奈子と呼び、可奈子の人生について考える。
可奈子がもしも苦学生だったのなら、バイトを終えて学校へ行くのだろう。
学校が終わったら服屋で更にバイトをするのだろう。
可奈子がもしも、フリーターだったのなら。
服屋でバイトするのも飽きてしまったのだろう。
朝お父さんとご飯を食べて、一緒に家を出て
父は電車に揺られ、娘(可奈子)は駅で働くのだろう。
様々な可奈子パターンを頭に描き、そして私は電車を降りる。
それにしても可奈子はどんな人なんだろう。一度顔を見てみたいものだ。
(↑混んでるから顔なんて見えない。どこにいるか不明だったりする。)