
私のマトカ 著:片桐はいり
片桐はいりの本が面白い。と目にして気になっていた。
確か去年だったかな、ようやく読むことになった。
本著はかもめ食堂の撮影でフィンランドに行っていた時の話がメインだ。
映画のかもめ食堂は確かに見たし面白いと思ったが、結構な月日が経っているので
「面白かった」という記憶程度しか残っていないのが残念だ。
私は映画のレンタル会員ではないので再放送をぼんやり待とうと思う。
日本食が食べたくて、日本の食材を求めていた彼女がニラを見た時に
ローマの休日でヘップバーンがショーウィンドウのティファニーを見ているように私はニラを眺めた。
というような事が書いてあって、ああ、なんて面白い比喩なんだろうと思った。
共演した小林聡美やもたいまさこの話も少し出てくる。
なんていったって共演者なのだから出てきて当然なんだけれど、嫌味じゃないさじ加減がまた良い。
また買おう。