久谷夢工房=勝山句会・自然石を使った常夜燈・椿の植栽

≪地域発信≫愛媛県松山市久谷地区
勝山句会
自然石を使った常夜燈
遍路道沿い・椿の植栽
(灯籠まつり)

勝山句会 平成28年1月

2016年05月16日 | 勝山句会(平成27年度)2015年度

≪勝山句会 於 坂本公民館 平成28年1月18日(月)19:30~≫ 

  寒九 読み方:カンク(kanku) 寒に入ってから九日め。 季節: 冬。 分類:時候。 【weblio 季語・季題辞典より】

  写真提供: 久谷の里山(写真のページ)様 

 季語紹介  炬燵 読み方:コタツ(kotatsu) やぐらを置き、布団をかけて足を暖める小さいいろり。 季節: 冬。 分類: 人事。 【weblio 季語・季題辞典より】

 

 写真提供: 久谷の里山(写真のページ)様 

 「みんまのき ははにせかされ としようい」

 竹内コメント  「巳午の忌」とは、その年に亡くなった人の正月で、本当の正月より早めに行ないます。和尚との打ち合わせ、親戚周りの連絡、料理やお膳の用意、墓掃除等々、年用意をします。それも、亡くなった母親に急かされて。 (通信つるき句会 平成27年12月号 四点句)

 季語紹介  年用意 読み方:トシヨウイ(toshiyoui) 新年を迎えるために種々の用意をすること。 季節 :冬。 分類: 人事。 【weblio 季語・季題辞典より】

 

  写真提供: 勝山句会メンバーの蓮行さん(坂本文化交流会・荏原文化祭で展示) 

 「かじかむや ねむれぬおもひの やまひのみ」

  竹内コメント  難解な事柄を二句一章の中に巧みに詠んでいます。先の見えぬ病に不安と思われますが、俳句があるから少し安らいでいます。 (1月号 鶴巻頭 鶴抄一)

  季語紹介  悴む 読み方:カジカム(kajikamu) 寒さのため万物がちぢこまった状態。 季節: 冬。 分類: 人事。 【weblio 季語・季題辞典より】

 

  写真: 無料写真素材「写真AC」より引用 

 竹内コメント  この句は少し切れが弱いが「蝋梅や」にすると少し強すぎる。三歩譲って良いとする。 (2月号 鶴巻頭 鶴抄三)

 季語紹介  蝋梅 読み方:ロウバイ(roubai) 花が蝋でつくられているような感じの中国渡来の落葉低木で、一、二月のころ開花するもの。 季節: 冬。 分類 :植物  【weblio 季語・季題辞典より】

 

  写真提供: 久谷の里山(写真のページ)様 

  竹内コメント  今は四日ですが、古くは八日であったようです。うまく詠んでいます。 (2月号 鶴巻頭 鴇抄二)

 季語紹介  四日 読み方:ヨッカ(yokka) 正月四日のこと。 季節: 新年。 分類: 時候。 【weblio 季語・季題辞典より】

 

  写真: 無料写真素材「写真AC」より引用 

 竹内コメント  「お正月巾着のひもゆるむかな」ぐらいが良いと思います。 (2月号 鶴巻頭 白鷺抄一)

 季語紹介  正月 読み方:ショウガツ(shougatsu) 一年の最初の月。 季節: 新年。 分類: 時候。 【weblio 季語・季題辞典より】

 

 写真提供: 勝山句会メンバーの蓮行さん(坂本文化交流会・荏原文化祭で展示) 

 竹内コメント  さらっと詠んでいる句である。しかし、内に秘める情趣が良い。それで天籟の句に戴いた。 (通信つるき句会 平成27年12月号 天籟の句(三)四点句)

 季語紹介  山茶花 読み方:サザンカ(sazanka) 四国・九州の山地に自生し、園芸品として改良されている小高木で、晩秋から初冬にかけて開花する。 季節: 冬。 分類: 植物。 【weblio 季語・季題辞典より】

         

 お・ま・け  平成27年12月号に通信さんが「問題の句」をこっそり混ぜて掲載していました。(ブログ担当はぜんぜん気づいていませんでした!

 

 さて、何が「問題」なんでしょう? 

         

 竹内コメント  この句は「や」「けり」の句です。皆さんはよく見極めました。「初霜に 藁ぐろ湯気を 立つるかな」ならば、勿論選をするでしょう。

 「切れ字」をふたつ使ってはいけない、ということですね。ふむふむ。。。

        

 次回予定・・・平成28年2月15日(月)19時30分 於 坂本公民館

≪課題・・・帰る雁・帰雁・行く雁・去る雁・雁の別れ・雁帰る≫

 ブログでは先に「2月号」を紹介していますので、あまりお気になさらずに。。。(笑) では、会長を急かして3月号を手に入れるようにします。

 もう梅雨になろうかというときに「1月号」の紹介を見ていただき、ありがとうございました。

コメント
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