≪勝山句会 於 坂本公民館 平成28年1月18日(月)19:30~≫
寒九 読み方:カンク(kanku) 寒に入ってから九日め。 季節: 冬。 分類:時候。 【weblio 季語・季題辞典より】
写真提供: 久谷の里山(写真のページ)様
季語紹介 炬燵 読み方:コタツ(kotatsu) やぐらを置き、布団をかけて足を暖める小さいいろり。 季節: 冬。 分類: 人事。 【weblio 季語・季題辞典より】
写真提供: 久谷の里山(写真のページ)様
「みんまのき ははにせかされ としようい」
竹内コメント 「巳午の忌」とは、その年に亡くなった人の正月で、本当の正月より早めに行ないます。和尚との打ち合わせ、親戚周りの連絡、料理やお膳の用意、墓掃除等々、年用意をします。それも、亡くなった母親に急かされて。 (通信つるき句会 平成27年12月号 四点句)
季語紹介 年用意 読み方:トシヨウイ(toshiyoui) 新年を迎えるために種々の用意をすること。 季節 :冬。 分類: 人事。 【weblio 季語・季題辞典より】
写真提供: 勝山句会メンバーの蓮行さん(坂本文化交流会・荏原文化祭で展示)
「かじかむや ねむれぬおもひの やまひのみ」
竹内コメント 難解な事柄を二句一章の中に巧みに詠んでいます。先の見えぬ病に不安と思われますが、俳句があるから少し安らいでいます。 (1月号 鶴巻頭 鶴抄一)
季語紹介 悴む 読み方:カジカム(kajikamu) 寒さのため万物がちぢこまった状態。 季節: 冬。 分類: 人事。 【weblio 季語・季題辞典より】
写真: 無料写真素材「写真AC」より引用
竹内コメント この句は少し切れが弱いが「蝋梅や」にすると少し強すぎる。三歩譲って良いとする。 (2月号 鶴巻頭 鶴抄三)
季語紹介 蝋梅 読み方:ロウバイ(roubai) 花が蝋でつくられているような感じの中国渡来の落葉低木で、一、二月のころ開花するもの。 季節: 冬。 分類 :植物 【weblio 季語・季題辞典より】
写真提供: 久谷の里山(写真のページ)様
竹内コメント 今は四日ですが、古くは八日であったようです。うまく詠んでいます。 (2月号 鶴巻頭 鴇抄二)
季語紹介 四日 読み方:ヨッカ(yokka) 正月四日のこと。 季節: 新年。 分類: 時候。 【weblio 季語・季題辞典より】
写真: 無料写真素材「写真AC」より引用
竹内コメント 「お正月巾着のひもゆるむかな」ぐらいが良いと思います。 (2月号 鶴巻頭 白鷺抄一)
季語紹介 正月 読み方:ショウガツ(shougatsu) 一年の最初の月。 季節: 新年。 分類: 時候。 【weblio 季語・季題辞典より】
写真提供: 勝山句会メンバーの蓮行さん(坂本文化交流会・荏原文化祭で展示)
竹内コメント さらっと詠んでいる句である。しかし、内に秘める情趣が良い。それで天籟の句に戴いた。 (通信つるき句会 平成27年12月号 天籟の句(三)四点句)
季語紹介 山茶花 読み方:サザンカ(sazanka) 四国・九州の山地に自生し、園芸品として改良されている小高木で、晩秋から初冬にかけて開花する。 季節: 冬。 分類: 植物。 【weblio 季語・季題辞典より】
お・ま・け 平成27年12月号に通信さんが「問題の句」をこっそり混ぜて掲載していました。(ブログ担当はぜんぜん気づいていませんでした!)
さて、何が「問題」なんでしょう?
竹内コメント この句は「や」「けり」の句です。皆さんはよく見極めました。「初霜に 藁ぐろ湯気を 立つるかな」ならば、勿論選をするでしょう。
「切れ字」をふたつ使ってはいけない、ということですね。ふむふむ。。。
次回予定・・・平成28年2月15日(月)19時30分 於 坂本公民館
≪課題・・・帰る雁・帰雁・行く雁・去る雁・雁の別れ・雁帰る≫
ブログでは先に「2月号」を紹介していますので、あまりお気になさらずに。。。(笑) では、会長を急かして3月号を手に入れるようにします。
もう梅雨になろうかというときに「1月号」の紹介を見ていただき、ありがとうございました。