美作ふるさと検定を考えるうえで、岡山商工会議所が行う岡山検定を参考にしようと津山の商工会から岡山商工会の担当者の方を追いかけ、いろいろとご教授を受けたことは少し前に書きましたよね。
僕らがこの岡山検定に注目している理由は、6年間の岡山文化観光検定が今年からリニューアルして新たに生まれ変わるという点です。
今回、その舞台裏の準備をし、試験問題を考えている先生に会わせてもらえる機会を得ました。
僕が想像していた以上の人で、簡単に言えば「文学大好きおじさん」とでもいいましょうか。(失礼ですいません)
体中から文学好き歴史好き勉強好きがあふれているような先生で、話をしていると僕の読書の無さ無学ぶりが悲しくなりました。
6回(6年)続いた岡山検定が立ち行かなくなったのは、岡山県内の事柄についてのみで問題を作ろうとしたこと。どんどんマニアックになってしまって重箱の隅をつつくような問題になっていったことなどが理由としてあげられます。
文学先生はあくまで日本の歴史の本流を問題にしないとどこのご当地検定も3年をめどに終焉を迎えてしまうということでした。
イントロの部分で自分のまちならではの事柄を述べ、では、その事柄に関連した大きな歴史の流れの中で起きたことがらとはなんでしょうかといった感じで、常に歴史の本流を意識してその中で我がまちがどうかかわってきたか。どういうポジションにいたかを確認することによって、継続した事業となるということでした。
それからお金はかけてはいけないとも言ってました。行政がやるとどうしても補助金などがチラつき予算の範囲内で事業を作っていくという構図がすぐに思いつきますが、お金はないものとして考え、いかにしてお金を使わずに事業を行っていくかがキーワード。そうしない限りやはり継続性はありえないのです。
文学先生は和気でもいろんなことを考えて行動されていますが、その経験からそういったことを学んできたのです。
よーくわかりますそのとおりだと思います。予算消化型行政、たくさん予算を持って消化していくことが大きな仕事、たくさん仕事をしていると勘違いしている人は確かに多い
それからこの先生は論語カルタなんかも普及させようと頑張っている人で教育ということにもすごく熱心です。
ふるさと教育には広い意味がある。これからまあ、この文学先生と交流を深め信頼関係を築くことができれば、もっと奥まで入り込める話ができると思います。
それにしてもとにかくもっと本を読まなくては、本を読まない僕らは人生においてすごい損をしてるのかも知れませんよ
10月5日