オンパクプログラムに試験的に参加してます。
総社市吉備野工房ちみちの行う「みちくさ小道」に美作市から4プログラム参加してます。
ふるさと塾の講師として、吉備野工房の加藤理事長とお会いしたのが今年の5月14日、その後、ちみちを訪問したのが6月10日、6月15日に4プログラム提出という急ごしらえの企画なのですが、ガイドの方の協力のおかげでとりあえず1プログラムを無事に、そして楽しく実施することができました。
先ずオンパクっていうのはなんなのか?
ここでオンパク手法について僕なりに説明をさせていただきます。
オンパクは、「温泉泊覧会」の略語です。「この取組は、活気を失いつつあった自分達の地域を元気にすることを目的として、2001年に大分県別府市で始まりました。小さなプログラムによりお客さんにありのままの別府の魅力を伝え、スタッフ自身が別府の素晴らしさを再発見しました。温泉はもちろん、地域は多くの魅力で満ちていました。」
簡単に言えば、行政や商工会主体の1,000人を集客する観光イベントを大きなコストをかけて開催するのか、10人~20人程度を案内する小プログラムを地区の住民が自分なりの目線で作成・企画そして案内までやってしまう小規模ふれあい型の体験交流を50プログラム(50人の案内人)行うのかという違いです。
プログラムを作成し実践する案内人は、このチャレンジを通して「次はこうしてみよう!」「ここを案内してみよう!」と自信がつき、人づくりにもなります。美作市としても独自にオンパクを開催することにより、合併後広くなった美作市を知り・体験・交流に繋がります。また、メディアやSNSを利用して県南のお客さんを誘客するきっかけにもなります。
人づくりと市内外の交流を兼ねたこのオンパク手法をぜひとも美作市でも取り入れていきたいと考えています。
しかしながら理屈ではわかっていても経験のないことは説得力に欠けます。「オンパクって何?」「それって楽しいの?」という状態では実態が掴めません。そこでこの度、総社市のNPO法人吉備野工房ちみちの行うオンパク「みちくさ小道」に試験的に4プログラム作成して参加することになったわけです。
1回目のプログラムは湯郷温泉で農作業の収穫・加工・食事会!
農業の6次産業化を目指して美作市の活性化を目指す西本農園さんの企画です。参加者は10人、初対面の方々も集合した時から和やかに仲よくなれ、この地での新しいプログラムに期待をしていました。
集合場所で自己紹介し大人同士が交流開始、芋ほり農場へ移動し、長靴と軍手を着用、いざ芋ほりを。
最近は幼児たちの芋ほり体験などはよく行われていますが、実際に大人がすることなんてなかなかないのではないでしょうか。僕は初めてだったので、本当にけっこう楽しかったです。この年で初めての芋ほりってのもおかしいですけど、ホントにけっこう楽しくってあっという間の時間でした。
その後、また移動して漬物の加工や先ほど掘ったイモやナスを調理して天婦羅に、そして西本農園産の自然薯をすりトロトロ状態に、他にもたっぷりの食事でみんなで食事会、これであと泡の出るものがあればさらにサイコーですが、今回はちょっとなしです。
確かに小さなイベントですが、費用はまったくの実費のみ、そして、たくさんのお土産もいただき(これも自分でパックしたりすったりしたものなので思い入れたっぷり)、本当に普通に参加してもらっても楽しめる企画ですよ。
多くのオンパク実践者が僕に「人がまちづくりにはまっていく瞬間がわかる」とか「本当の交流体験ができる」と言ってましたがその意味がよくわかりました。
自分でできる。誰にでもできる。自分のやり方でできる。ガイドをしたい人が増えれば増えるほどいい街になっていくこと間違いなしです。
参加者の中にはすでに自分なりのプログラムを作成して、こんなのどうでしょうかと提案される方もありましたよ。