12月11日日曜日に一緒にOKAYAMA検定を受けるみんなに受験票が届きました。
受験票と一緒にこれだけ読んでいたら35点は取れるっていう「傾向と対策」も送られてきました。さっそく12人の受験生に送付しました。
送付した中にさらに、受験勉強と同時に美作検定の問題も作ってもらおうと思い、参考に美作ふるさと塾卒塾生の考えた問題を添付してみんなのやる気を促す作戦をとってみました。
さあ、どうでしょうね。
このブログの読者のみなさんも一緒に考えてもらえませんか
いいのが出来たら送ってください
なお、美作検定の問題もすべて専用のホームページにアップします。おそらくこの問題もアップします。
参考にしてください。ではふるさと塾卒塾生の主婦の方が考えた問題です。
問い1
美作市の野山には、初春から初夏にかけて、セツブンソウ、コブシ、カタクリなど色々な花が咲きます。なかでも市内にたくさんの自生地があるカタクリは美作市の「市の花」になっています。万葉集「もののふの 八十娘子(やそおとめ)らが 汲くみまがふ 寺井の上の 堅香子(かたかご)の花」(越中路)にもあるように、カタクリは古来より可憐な花として日本人に愛されていました。ところで、上記万葉集の作者は?
1.山部赤人 (やまべのあかひと)
2.大伴家持 (おおとものやかもち)
3.山上憶良 (やまのうえのおくら)
4.柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)
正解 2の大伴家持
現代語訳は「おおぜいの乙女たちが、入り乱れて水を汲む、寺の井のほとりの、かたくりの花よ」です。かたかご(堅香子)=カタクリ
問い2
美作三宮といわれる天石門別神社(あめのいわとわけじんじゃ)は、吉備津彦命が自ら鎮斎したと伝えられています。社殿の奥には琴弾(ことびき)の滝があり、春はダム湖周辺の300本の桜、秋は紅葉の名所になっています。御祭神は日本神話で、天照大御神(アマテラスオオミカミ)が天岩戸に隠れてしまったとき、天鈿女命(アメノウズメノミコト)の踊りが気になって岩戸から少し顔をのぞかせたときに重い天岩戸を動かして天照大御神を外に出したとされる神様です。さてそれは次のうち誰でしょう。
1.天手力男神(アメノタジカラオノミコト)
2.建御雷之男神(タケミカヅチオノカミ)
3.須佐之男命(スサノオノミコト)
4.建御名方神(タケミナカタノカミ)
正解 1
2の建御雷之男神は、国譲りのとき建御名方神(タケミナカタノカミ)との戦いに勝って、日本の国土を平定した。3の須佐之男命は、やまたのおろちを退治し、おろちから出てきた剣を天照大御神に献上した。4の建御名方神は、大国主命(オオクニヌシノミコト)の子で、天孫降臨の時、武力で抵抗した。
問い3
湯郷にある現代玩具博物館・オルゴール夢館では、100年以上前のオルゴールや、子供たちの健やかな成長を願い作られた世界のおもちゃ(約500点)を展示しています。その入り口では博物館のシンボルマーク「ストークライダー」が迎えてくれます。さてこのストークライダーは背中の籠に何を入れているでしょうか?
1.ぬいぐるみ 2.赤ちゃん 3.人形 4.ピエロ
正解 2.赤ちゃん
ストークとはコウノトリのこと。コウノトリに乗った男の人が、背中のカゴに赤ちゃんを入れて運んでいる引き車などをストークライダーと呼びます。ストークライダーの発祥は東ヨーロッパ地方で古くから「赤ちゃんはコウノトリが運んでくる」と伝えられてきました。
問い4
梶並川の上流、木地山地区には約450年前から木地師が住み始め、ロクロを使って木製の生活用品を作っていました。伝統継承の館「木地師の館」は今現在もその伝統技術が残る、木地師の里として知られています。さて、このロクロを考案したのは、平安時代、木地師の祖神と崇められた、文徳天皇の第一皇子、惟喬親王(これたかしんのう)と言われています。親王は何を見てロクロを思いついたのでしょうか?
1.笏(しゃく) 2.砧(きぬた) 3.薬研(やげん) 4.巻物
正解 4.巻物
お経の巻物を見て思いついたと言われています。1の笏は男性の官人が装束を着用した際に威儀を整えるために持ったもの。2の砧は、木製で布をたたいて光沢を出す道具。上を布でくるみ、回転させながら打つ。3の薬研は薬にするために、草木をすり潰す道具。
問い5
現代玩具博物館・オルゴール夢館には、伝統的オートマタ(からくり人形)の巨匠ミッシェル・ベルトラン氏の作品、「ピエロエクリヴァン」というオルゴールがあります。恋人にあてて手紙を書いているピエロが居眠りを始めるものの、はっと目を覚まし再び手紙を書き出します。このピエロの恋人はコロンビーヌというオートマタですが、どこの国にいるのでしょうか?
1.日本 2.オーストリア 3.ドイツ 4.スイス
正解 4.スイス
スイスのサンクロワ「CIMA(シーマ)博物館」に所蔵されているそうです。「エクリヴァン」というのは「文章を書く人」という意味です。
問い6
2011年は日本女子サッカー日本代表チーム「なでしこJAPAN」のW杯世界一に沸いた年です。美作市は宮間・福元両代表選手を擁する「岡山湯郷ベル」の本拠地です。女子サッカーならではの柔らかく繊細なプレーは世界中に大和撫子の美しさを印象づけました。
撫子は日本女性の代名詞ですが、四季咲きであることから別名があります。源氏物語の巻名のひとつにもなっていますが、何というのでしょうか?
1.常夏 2.春日 3.四季桜 4.季夏
正解 1.常夏(とこなつ)
「常夏」(とこなつ)は、『源氏物語』五十四帖の巻名のひとつ。巻名は光源氏と玉鬘が常夏の花(撫子)を詠んだ和歌「なでしこのとこなつかしき色を見ばもとの垣根を人や尋ねむ」に因む。
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