美しく作るための花いっぱい作戦ブログ

美しく作るまちを目指し花いっぱい運動の予定や活動報告を掲載します。文化・芸術・音楽・歴史を絡めた活動も報告します。

英田上山の棚田を野焼きしました。

2011-02-26 23:45:49 | ボランティア

旧英田町の上山地区にはかつて何千枚という棚田の原風景が広がっていましたが、今ではそのほとんどが、耕作放棄地となり荒れ果てた状況にあります。

その棚田の状態を見て、こんな田舎の素敵な財産を放っておく手はないと数年前からボランティアグループがなんと大阪から来て草刈をしたり整地をしたりしていました。

地元の人も協力し、少しずつではありますが、棚田の復旧を地元と外からのボランティアで進めていました。

平成22年からは美作市の田園観光都市計画の目玉と位置づけられ、ヤンマー農機が棚田の復旧に協力し、大きな専用の重機を投入し、急ピッチに復旧を進めています。加えて総務省が進める「地域おこし協力隊」を美作市も3人採用し、上山に入り、棚田の復旧に向け毎日汗をかいています。そのうちの一人が先に述べた大阪からのボランティアをまとめていた方です。

地元の方にとっては、あまりの急ピッチの復旧に、その後の耕作が追いついていけるのか?またせっかく復活させた棚田も耕作者不足・後継者不足の根本的課題解決が出来ないままでは、元の荒れ果てた状態に戻ってしまうのではないかという心配があるようですが…。

とにかく、毎日棚田の復旧は続いています。そこで今回は、英田支所から声がかかり、野焼きをするので火の番をしてほしい。ボランティアスタッフが少ないのでお願いしたいということだったので、またまたおっちゃん(壁画ブログで有名な)と二人でボランティアに参加しました。

野焼き初心者の僕は(農業全般したことがないのですが)、ナイロン系の上下とナイロン系の長靴で参加してしまい、みんなに「自殺するようなもんじゃぞ」とバカにされながら、火の番をがんばりました。想像していた以上に一気に炎は燃え上がり、少し恐怖を感じました。もし、みまチャンネルにでも取材されていたら「いや、マジ怖かったッス。熱かったッス」とビビった感を出せたと思います。

11時頃には終了し、解散しましたが、その頃にはたくさん人が集まっていて、岡大生や留学生もいて、外からの関心の高さを感じました。

地元と外からの支援者をうまく融合させ活性化を成功させる例は全国にたくさんあります。外から来る方はとても優秀な人が多いです。僕も県外の友達が、よその地域に入り、支援をしています。

彼らにとって一番大変なことは、その地域の人に受け入れられ、信頼されること。その地域の人々と友好な関係を結ぶことです。

市役所では、協働企画課という部署が地域おこし協力隊を管轄しています。23年度はもう3人だったかな、追加募集しているらしいです。恥ずかしい話ですが、市外のまちづくりの関係者からその情報をもらいました。地域おこし協力隊の活動は、総務省が勧めている事業と言うこともあり、全国に知られています。現在の美作市の中で、全国的な視野で見て一番注目されているのは案外この上山の棚田復活事業かも知れませんね。



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