あなたの毎日に楽しく実践!宇宙の叡智♪アーユルヴェーダドクターのブログ

アーユルヴェーダは、古代から人々を癒してきたインドの伝統医学です。おうちでできる簡単な免疫力アップ法!

【ありのままで、健康であること】

2023-11-29 16:46:04 | プライバシーポリシー

ナマステ!

10年若返りの元気を取り戻すアーユルヴェーダ医師のハンサ(大橋美和子)で

す。

 

(写真は、パンのおいしいカフェ)

今日は、最近増えている近所のおしゃれなカフェをご紹介します。

パンデミック中、日本に帰っていた3年の間、いつのまにやら、おしゃれ〜なカフェが近所に増えました。

 

私は、コーヒーはあまり飲み慣れず、ハーブティーが好きなのですが、カフェインの入っていないハーブティーのメニューも豊富なおいしいお店ができたので、たまに気分転換にぴったりです。

 

サラダやスープについてくるパンなんて、20年前には考えられなかった美味しさです。

 

ちなみに、インドのカフェやレストランのメニューには、緑色の日の丸マークと赤色の日の丸マークがついています。

緑色は、肉、魚、卵を含まない植物性食品で料理された菜食メニューです。

赤色は、肉、魚、卵を含む動物性食品を含む、肉食メニューの印です。

 

インドに来て驚いたのは、菜食者の多いこと。

生まれてからずっと、肉も魚も口にしたことがない人もめずらしくありません。

なかには、同じキッチンで肉や魚を調理していないことにこだわる方もいます。菜食メニューだけを提供するレストランも多くあります。

 

もちろん、レストランに限らず、スーパーにある食品すべてに、緑か赤色の印がついています。

 

インドに来て、菜食メニューの豊富さに驚きました。

そのうえ、辛いのはともかく、とても美味しい!!

 

日本では、肉を食べないと力が入らない、とか太らないとか、いろいろきいていたのに、こちらで菜食の知り合いを見る限り、健康そのもの。むしろ、ぽっちゃりめの方も多いくらい。

 

私は、子供の頃からやせっぽっちで、細かったので、肉を食べないと太らないよ、とよく言われていました。

決して、食べる量が少なかったわけではありませんでした。




インドでアーユルヴェーダに出会えてうれしかったのは、

そんな私の体型は、私の体質による自然なことだとわかったことでした。

 

(誤解のないようにしておきたいのですが、アーユルヴェーダ は、動物性食品も推奨しています。肉食も、魚も、食べて大丈夫です。治療にも使っています。)

 

アーユルヴェーダでは、うまれつきの体質的なバランスと現在の体質的なバランスを重視します。

体質的なバランスとはどういうことかというと体の基本的な3原理、つまり3種の体液(ドーシャ)のバランスで表します。

3種類は、それぞれヴァータ、ピッタ、カパと呼ばれるのですが、わかりやすく

するために仮にヴァータをA、ピッタをB、カパをCとします。

 

生まれつき、A、B、Cがほぼ同じバランスをもつ体質の人はとても珍しいです。

 

タイプ1)A=B=C

 

大抵の場合、どれかひとつ(A かBかC)が他の二つより多めのバランス、

 

タイプ2)A>B,C  

タイプ3)B>A,C

タイプ4)C>A,B

 

ふたつのバランスが、他の一つより多めのバランス

 

タイプ5)A,B>C

タイプ6)A,C>B

タイプ7)B,C>A

 

と、このように体質的には、7タイプに分類されます。

 

このなかで、うまれつき、いちばん体が丈夫なタイプは、タイプ1です。

 

しかし、決して、他のタイプの人が健康ではない、というわけではありません。

 

うまれつきのタイプは、子宮のなかで受精卵ができたときの状態、または、おぎゃー、と産声をあげたときの赤ちゃんの状態です。

 

成長するにつれ、体質的なバランスが変わったとしても、いちばん、あなたにとってベストな状態だったのは、受精卵、または赤ちゃんのときのバランスです。

 

そのため、あなたがどんなバランスで生まれてきたのか、それを知ることによってあなたにとってベストな健康状態がわかります。

赤ちゃんのころ、どのような体型だったか、性質だったか、人それぞれ異なりますよね。

 

つまり、生まれつきの体質的なタイプ2)〜7)の方が、タイプ1)のようにA=B=Cのようなバランスを目指すわけではありません。

 

「生まれつきの体質」という言葉をサンスクリット語で「プラクルティ」といいます。直訳すると、「もともとの」、「ありのままの」、とか、「自然のまま」のという意味です。

 

つまり、アーユルヴェーダは、どのタイプであれ、ありのままのあなたであることが健康であることだと教えてくれています。

 

ありのままのバランス(プラクルティ)を知りたい方、近々オンライン講座を

企画しています。

 

というのも、先日、嬉しいメッセージをいただいたのです。

 

2年前にアーユルヴェーダ講座を受講してくださっていた方から、アーユルヴェーダのおかげで、悩みをもっていたお知り合いの方に、アーユルヴェーダの体質の話をしたら、まさに、体質からくる問題をかかえていらっしゃったみたいで楽になられたとか!

なんと娘さんも、アーユルヴェーダに癒されて、お勤めを辞めて、アーユルヴェーダサロンを始められる準備をされていると!!

 

わたしも、アーユルヴェーダを知って、人生が変わりました。

インドに住んでいると、ありのまま、という言葉がとてもしっくりきます。

ありのまま、自然にいる人たちに囲まれていると、自由だなあ、と始めは驚きもしましたが、だんだんと私自身、ありのままでいることを楽しめるようになりました。

 

そんな、楽しいインドの風を現地からお届けしています。⬇️

先週は体質について、お話ししました。アーカイブでご覧下さい。

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【出産後のアーユルヴェーダ的養生法】

2023-11-02 19:00:17 | アーユルヴェーダの智慧 生活編

ナマステ!

10年若返りの元気を取り戻すアーユルヴェーダ医師のハンサ(大橋美和子)で

す。

 

(写真は、産婦人科で帝王切開にて出生直後の赤ちゃん)

すっかり、ブログの更新が久しぶりになってしまいました。

先週のインスタライブは、プネから西へおよそ200kmの海に近いムンバイから

お届けしました。

 

プネとムンバイを結ぶ高速道路が20年ほど前にできて以来、早ければ3時間半程

で到着します。大都市ムンバイで働く人々が、デカン高原にある避暑地としてプネで週末や休暇をすごすため、週末は交通渋滞がひどくなり、最近では5時間くらいかかることがほとんどです。

 

今回のブログは、ご質問の多い出産後の養生法をご紹介します。

インスタライブでもお話しさせていただいたので、ポイントをまとめていきますね。

 

出産後の母体が妊娠前にもどるまでのいわゆる産褥期のことをアーユルヴェーダでは『スティカ』と名付けられています。

 

この「スティカ」の定義は

 

   『出産して、胎盤を出した人』

 

と「胎盤を出す」ということが強調されています。

胎盤は、胎児と母の間で栄養や酸素、二酸化炭素などを共有し、出産と同時に自然とはがれます。

その後、妊娠前の母体の状態に回復するまで人によって6週間からだいたい6ヶ月くらいかかるとされています。

 

このスティカの期間の過ごし方によって、その後の体調に大きな変化が現れるため、アーユルヴェーダの古典書では、生理が再開するまでのだいたい6週間前後〜約6ヶ月くらいまでの養生法を大切にしているのです。お母さんの生理がもどるだけではなく、身体中の組織である血液や、筋肉、脂肪、骨、関節、骨髄、神経、生殖器官などが回復する大事な期間なのです。

 

妊娠、出産を通して、母親の身体には大きな負担がかかっています。

 ・母親から胎児へと常に栄養が送られ体力や栄養が消耗

 ・母娘ともに新しい組織が作られ、常に胎児の成長のために栄養が取られるために、体調が不安定になり、消化力や筋力が落ちる

 ・出産時の陣痛やいきみによる疲労

 ・出産時の出血や水分の消耗

 

これらの消耗状態が改善されないと、産褥期の病に悩まされる可能性があり、その種類は74種類にも上ります!

 

このため、アーユルヴェーダでは妊娠前の状態に回復させるための食事、生活、薬などを使った特別な養生法を行っているのです。

 

産褥期の病の症状はたくさんあるわけですが、大事なことは「このくらい我慢しないと」と放って置かないことです。産後はゆっくり休むこと、というのはわかってはいても、ついつい無理をしてしまうこともあるでしょうが、人に甘える、助けてもらう、医師や専門家に気軽に相談することをお勧めします。

 

スティカの回復には;

 1.  夜中の外出は避ける

 2.  飛行機に乗ったり、遠出の旅行は避ける

 3.生理的欲求(睡眠、食欲、あくび、くしゃみなど)は我慢しない

 4.横になっての昼寝を避ける(座ったままはOK)

 5.前の食事が消化されていないときは食事をしない

 6.恐怖、怒り、悲しみの感情を押さえつけない

 7.体質に合わせた食事をする

    ・おかゆなどの消化の良い食事から徐々に普通食に戻します

    ・牛乳や卵などのタンパク質をとりましょう

 8.質の良い、体にあった油を摂取

 9.マッサージを受ける

   (オイルマッサージの後に汗をかきましょう)

10.シャワーを浴びて体を清潔に保つ

11.睡眠をしっかりと取る

 

などのポイントを押さえておきましょう。

アーユルヴェーダでは、あなたの体質にあった食事や油などの選び方はもちろん、どのようなスパイスをつかったおかゆを産後何日目に食べる、などもご紹介できます。

是非、アーユルヴェーダの専門家のセッションをご体験ください。

ご要望があれば、オンラインクラスをも開催していきます。

 

それでは、今日も良い1日をおすごしください!

 

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