先月に受講した『防火対象物点検資格者講習』の修了考査に合格したので防火対象物点検資格者の免状が届きました。
もともと消防法が不得意で苦手意識が強かったので、今年は苦手意識を克服し知識を深めようと思い講習を受けました。
これで、甲・乙防火管理者・統括防火管理者の上位資格者なので命令や指導などが出来る立場になりました。
また、消防計画書のチェック及び消防計画書の作成も出来るようになりました。
実は数年前に、建築基準法上の建物調査ができる『特定建築物調査員』を取得しています。
まぁ~一級建築士を持っていれば、わざわざ講習を受けて取得する必要はありませんでしたが、深く知識を深めようと思い講習を受け資格を取得しました。
この資格と合わせて、建築基準法上でも消防法上でも、建物を点検・調査出来る知識を得たことになりましが、その知識やスキルを活かすのはまだまだ難しいですね。
今のところ、これらの資格の業務などはまだないで、既存の建物が建築基準法と消防法でどのように設計されているか?どの部分が適合・不適合なのかが分かるようになりました。
今年から、建築基準法が建物をストック型の法令の方針に変わったので、それに必要な知識と資格を持っていれば、今後の仕事に活用できると思っています。
巷には、いまだに法令違反している建物自体や内装部分が数多く存在していて、それは知識不足のデザイナーや設計者が多くいるとことにも感じます。
今後、既存の建物を安全に使っていくという、基本的な考えで必要な知識と資格と思います。
簡単に『防火対象物点検資格者』を説明すると、消防法上の一定の防火対象物の用途の実態や消防計画に基づいた防火管理の実施状況等の火災予防に係る事項等を総合的に点検できる国家資格。
平成13年9月に発生した新宿区歌舞伎町ビル火災を契機に改正された制度で、このほかに防災セイフティマーク制度も制定されました。
昔は「適マーク」の防火基準適合表示制度に変わるものので、『防火対象物点検資格者』は防火セイフティマーク制度の「防火基準点検済証」を得るために点検できる資格者です。
具体的には、建物が防火対象物の規制に適合しているか。また、消防計画書に不備がないか、消防設備の点検・整備が規定通り行われているかなどを点検するし、報告書を取りまとめる業務を行います。
去年は、自分のための時間が全くなかったので、今年は自分ために時間を有意義に使うように努力して行こうと思います。
次に目標に向かって、まずは一歩前進です。