建人 建築事務所 徒然的な”独り言”

日々のことを書いています。仕事のこと、出掛けた先のこと、映画の感想、日々の楽しみなど。建築以外のことも書き込んでいます。

『ルパン三世 GREEN vs RED』の個人的なレビュー

2008-06-25 16:59:19 | 映画

『ルパン三世 GREEN vs RED』の個人的なレビュー
 少し時間が出来たのでレンタルビデオ店で『ルパン三世 GREEN vs RED』をレンタル。
近くのレンタルビデオ店は毎月第2・第4火曜日は半額セールをやっていて、この日、妻はCDを数枚、私はこのDVDをレンタル。

 『ルパン三世 GREEN vs RED』はOVA(オリジナルビデオ)でTV放映はしていない作品です。前半はとりあえずたくさんの「ルパン??」が出る??中盤で本物の「ルパン??」が登場。いい感じになると期待しつつ。後半は何でもアリアリ!!ロボットは出るし。なんかごちゃごちゃ。どうなんだろう??この作品??
 個人的な感想としては、色々なオマージュしつつ今までの作品をリスペクトしたいのかな?うぅ~ん??どうなんでしょ?

<個人的なレビュー>
 「偽者ルパン」=「ルパンを模倣する輩」:何か「でっかいこと」ができるような気がするけど、自分じゃ何も・・・。ルパンになれば何かできるかも?形や姿を模倣すれば「ルパン」なれるような・・・。なれる気が・・・。そんな「輩」の中には、みんなが「偽者ルパン」だから自分も・・・。「偽者ルパン」の中で自分が少しだけ本物っぽい・・・。
 「本物ルパン」とは、形や姿そして名前が「ルパン」になるのではなく、自分自身が「本物ルパン」になっていくことを意味する。。。「偽者ルパン」は所詮「ルパンを模倣する輩」の一人でしかなく、決して「本物ルパン」にはなれなく、また近づくとこさえできない。。。なんか哲学的な意図を感じます。まぁ~ここに出てくる「偽者ルパン」達は、今の若者(国民)??をイメージしているのでしょう。

 また、この作品の軸となる登場人物の名前が「康雄」。初代「ルパン三世」の「山田康雄」さんと同じ「康雄」。何かのメッセージを込めた名前なんでしょ。ネタバレになるので書けませんが。。。今の「ルパン」の「栗田貫一」さんと対峙する場面は多分・・・。「ルパン」だった、「ルパン」になってしまった「者」の葛藤を表しているかもしれません。

 最後に、現在日本の戦争に対する価値観への警告(たぶん)が物語の中に出ていた気がしました。軍隊のイメージも価値観も、私が学生の頃とはだいぶ変わってきているとように思います。そのことの警告なのでしょうか?
 まだ、戦争が終わっていない人がいるという現実を忘れるな。。。というメッセージなのでしょうか?

 総評として、昔企画の段階で”飛んだ”押井守版の「ルパン三世」へのオマージュ的な作品のような気が。「ルパン」らしくも「ルパン」らしさも。。。イメージしていた「ルパン」作品ではなかったです。

 TVスペシャルにはちょっと・・・。難解な「ルパン三世」の作品でしたね。


賃貸マンションなんですけど・・・なにか問題でも?(笑)

2008-06-20 11:40:52 | 日記・エッセイ・コラム

イメージなんですかね。。。いまだに「建築士」のイメージって。。。。変わらないんですね。。。

 ある人に打合せが終わった後「先生、今日はどんな車で来ました?先生の車を見ていいですか?」などと言われてしまい、私が正直に「私、車じゃないですよ。免許はゴールドカードだし。。。」と答えたら「またまた~」っと。。。基本的に私、移動は電車なんですけど。。。

 打合せの際はなるべく、印象よくするため服装など気にしています。これから仕事を頼む人が、私を見てチープなイメージだとやはり、相手が不安になりますからね。そこが、なかなかね。。。難しいです。

イメージなんですかね。。。テレビの影響ですかね。。。どうなんでしょう???

テレビで紹介されている巨匠は別格ですが、大半は厳しい設計事務所が多いと思います。

実は私「賃貸マンション」に住んでますけど。。。なにか問題でも?(笑)って感じです。思っているほど「高給取り」じゃないですよ。。。

まぁ~早く相手のイメージに追いつくように頑張らないと!!と気合を入れて。仕事・仕事です。


「手紙」著者:東野圭吾

2008-06-13 10:45:39 | 本と雑誌

 最近、秋葉原で悲惨な事件がありました。あの時、私は妻と二人で父の日の買い物や用事があって、秋葉原の近くにいました。実は、朝早く起きて、昼ごろ秋葉原で食事してから行動しようと予定を立てていました。しかしその日は、寝坊してしてしまい、昼から水道橋(秋葉原から2駅離れている場所)へ出かけました。
 水道橋に着いた時、ヘリコプターが秋葉原付近の上を10台くらい飛んでいるのを見ました。「なんだろ。。。」と妻と二人で話しましたが、たいして気もかけずに用事を済ませ、御徒町(秋葉原から1駅離れている場所)へ移動し父の日の買い物。その後、秋葉原のヨドバシカメラへ。
 自宅に帰ってから、事件を知り妻と二人で「今日寝坊しなければ。。。」と。

41p1jvd5egl__ss500_  前に観た「手紙」という映画があります。映画を観てから小説も読みました。いやな事件があると、この作品を思い出します。

 この作品は、犯罪者の家族が逃れられない人生の中で、社会から色々な差別を受けながら肉親が起こした「罪と罰」を背負って生きていく様を描いています。物語は、武島直貴の兄・剛志は、強盗殺人の罪で服役している。犯行の動機は直貴の大学進学の費用だった。月に一通ずつ届く剛志からの手紙は、次第に、直貴の心を波立たせるだけのものになって行く。自分のために犯罪者にさせたという贖罪の意識が薄れ、憎悪ばかりが増長し続けた。 

 のっけから重い話ですが、この作品との出会いは前の会社の近くの大型書店で特別ブースでした。店の一角で小田和正さんの「言葉にできない」にのせ「兄貴ごめん。おれ兄貴を捨てるよ。。。」山田孝之さんのセリフが流れる映画タイアップブースのビデオを見ました。好きなTVドラマの「白夜行」が終わって間もないこともあり、妻と映画館に足を運びました。映画のラストシーンは大泣きしてしまいました。

 映画のセリフの中で主人公にある人物が諭す言葉がこの映画のテーマだと思います。小説でも同じ場面で使われていました。「差別はね、当然なんだよ。犯罪者やそれに近い人間を排除するというのは、すごくまっとうな行為なんだ。 我々は君のことを差別しなきゃならんのだ。自分が罪を犯せば家族をも苦しめることになる。すべての犯罪者にそう思い知らせるためにもね。」と主人公に伝えます。本音と建前をさておき今の社会の現実を語っているのだと思います。最後に「差別のない国を探すんじゃない、君はここで生きていくんだ。ここから始めるんだよ。」と諭して去っていきます。うぅ~ん深すぎる言葉です。この題材を小説にした、著者の東野圭吾さんは、やはり凄い!!

 映画の主演は山田孝之さん、玉山鉄二さん、沢尻エリカさんのトリプル主演です。映画の方が小説より感情移入しやすかったです。主人公が目指す夢は映画では「お笑い芸人」で小説は「ミュージシャン」になっていて、設定が映画の方が今風になっているように思えます。犯罪者の弟という運命を背負わされる事となった主人公の、不条理な日常を綴った意欲作です。差別や偏見の醸成は避けられない現実である事を悟った主人公が、ラストに新たな一歩を踏み出す決心する。映画の中で少しだけ、事件の事実を曲げられて報道されるシーンがあります。今流れているニュースがすべて真実を伝えているのか、と色々と現実社会の中で考えさせられるシーンの一つです。ラストシーンに流れる小田和正さんが歌う主題歌「言葉にできない」の歌詞にこの映画の答えでもある気がします。実はこの映画を観た後、一か月ぐらいは余韻がおさまらず「言葉にできない」を聞くとラストシーンを思い出し涙が出そうになりました。私にとって心に残る映画の一本です。

 犯罪は加害者、被害者そしてその周りに知人たち、両親や子供、親戚が一瞬のうちの不幸にしてします。自分がどの立場になっても「手紙」ように差別や偏見の醸成は避けられない現実に直面すると思います。「罪」を犯すということは自分の周り、そして事件にかかわった人達の人生を狂わしてします。

 自分が加害者になったら。。。被害者になったら。。。その身内だったら。。。そして、社会の中で生活できるだろうか。。。犯罪から家族を守れるだろか。。。どんな理由があっても「罪」は「罪」です。「罪」によって大きな「罰」を背負うことだと思います。

 だから、多くの人に一度観て欲しい映画であり、小説も読んでほしいです。少しでも、嫌な出来事がなくなるように、こういう作品がもっと人の目に触れればいいと思います。


ウルトラな街!!そしてモックアップ!!

2008-06-09 17:36:36 | 日記・エッセイ・コラム

 最近、家具デザインの仕事をしています。その関係で、モックアップ(原寸模型)製作のため買い出しに祖師谷大蔵へ。お手伝いしてくれる後輩と、駅前付近で待ち合わせ。

 ホームを降りて改札を出た瞬間!!駅の柱に「ウゥ。ウルトラな街??」って。「ウルトラマン??あぁ!ウルトラセブンだぁ~??」

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 小田急線の祖師谷大蔵は、円谷プロダクションの本社が砧にあったことにちなんで「ウルトラな街」になったそうで。。。とりあえず写メールをバシャ!バシャ!(北口にあるウルトラマンの像を取り忘れた。。ショック!!)
 
 後輩と合流してホームセンターで買い物。その後、製作場所に移動。
 モックアップの段取りをしていくと、もともと、釘で打付ける予定が、部材の大きさの問題で木ネジ締めに変更。木ネジをすべて手で締めることに、それも200本近く!!運悪く通常サイズのドライバー1本と、小さなドライバー1本のみ。後輩持参のドライバーは、普通サイズの方。っていうことは。。。
 始める前から、テンション下々↓↓作業を始めるが、木が固くて木ネジが入らない!!

 二人とも手に血豆を作り、格闘すること5時間半。やっと幅90cm、長さ1m60cm、高さ90cmの大きさのモックアップ完成!!

 施主に見せたところ「想像つかなかったけど、こうなったんですか。いいですね!!」とお褒めの言葉を頂きました。その後「じゃ~。あと他のパーツも作って下さいよ!あと2台分!全部繋がったとこ見たいし!」と笑顔。

 実は、計画中の家具はA1、A2、Bパーツの3分割されているもので、今回作った部分はBパーツのみ。今日と同じ作業をあと2回。。。
 後輩から「とりあえず、今度は電動ドライバーじゃないと、今後は多分作れませんよ。体力持ちませんよ。。」と忠告。

 後日、血豆が治ったころで電動ドライバー購入決定!!次も頑張ってモックアップ作るぞ!!って本職は設計なんだけど。モックアップ製作じゃないけど↓


「J-house構造内覧会」

2008-06-02 11:29:36 | 日記・エッセイ・コラム

昨日「J-house構造内覧会」が無事終了しました。

内覧に来て頂いた皆様ありがとうございました。

8月予定の「J-houseオープンハウス」開催の詳細はホームページで告知をします。

よろしくお願いします。