建人 建築事務所 徒然的な”独り言”

日々のことを書いています。仕事のこと、出掛けた先のこと、映画の感想、日々の楽しみなど。建築以外のことも書き込んでいます。

『東京都応急危険度判定ボランティア講習』を受講

2010-09-25 13:36:51 | 踊る設計事務所

『東京都応急危険度判定ボランティア講習』を受講してきました。

せっかく「一級建築士」になったのだから

少しでも“社会貢献”をしたいと思い

この『東京都応急危険度判定員』には興味がありました。

しかし、なかなか情報が得られず今に至っていました。

今回、東京建築士会江戸川支部の案内で講習を知り

後輩を誘って東京都庁で受講してきました。

約4時間の講習を得て『東京都応急危険度判定員』になりました。

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東京都都市整備局の解説によると

「応急危険度判定とは?」

 地震後、余震等による建築物の倒壊や落下物、

転倒物による二次災害を防止するため、できる限り早く、

短時間で建築物の被災状況を調査し、

当面の使用の可否について判定するものです。

 

「防災ボランティア制度とは?」

 防災ボランティア制度は「東京都地域防災計画」に基づくもので、

専門的な技術をもつ民間の方々を平常時から登録させていただき、

災害時にボランティアとしての活動をお願いする制度です。

この防災ボランティアの業務のひとつが応急危険度判定であり、

建築技術の専門家である建築士の方々に協力をお願いする分野です。

 

 

講習の中で『東京都応急危険度判定員』の人数がまだまだ不足しているらしく

目標1万6,000人ですが、実際のところ9,100人ほどだそうです。

個人的には「一級建築士」を取得したら自動的に『東京都応急危険度判定員』

その他の“社会貢献ボランティア 参加を義務にすればいいのに

まぁ~参加は“ボランティアなので自由でもいいと思いますが・・・。

「建築士」を取り巻く組織が多すぎて難しくしているかもしれませんね。

 

「医師会」「弁護士会」などのように、キチンと整理されている団体だと

資格理念の活動や参加などがスムーズなようjな気がします。

しかし「建築士」を取り巻く組織の資格理念が一つではないので

利害関係の問題で「一級建築士」を取得したら自動的に

参加できる団体や取得できる資格の講習の情報発信が

上手く機能していないような気がします。

「医師会」「弁護士会」と同じ国家資格なのにもったいないですね。

 

 

余談ですが、今回の講習で前の席に座っていた

40~50代の男性の方が“良く動く”というか・・・

“落ち着きがない子供”のように絶えずガサガサ動いてました。

1~3分もじっとしてられないのか、病気なのか分かりませんが・・・

いるんですね“落ち着きがない大人”・・・

椅子をガタガタさせたり、体を大きく揺らして動いたり・・・

この人は何をしたいのか・・・この人ちゃんと社会人として働いているのか?と

この人が前にいるせいでスライドやビデオが見にくく迷惑でした。

“落ち着きがない大人”がいるので“落ち着きがない子供”も増えているのでしょう。


 

 

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自宅から見える風景『東京スカイツリー』その9

2010-09-09 10:18:06 | 建人的“建物探訪”

自宅から見える『東京スカイツリー』

「第2展望台」の工事がはじまり、また少しずつ高くなっています。

 

少し前までは、あまり高さが変わりませんでした。

最近読んだ、読売新聞の記事によると

「第1展望台」の形状が「すり鉢状」になっているため

クレーンで付くあげる際に部材や材料が

「第1展望台」に衝突する恐れがあるため

慎重に工事を進めていたので、あまり高さが変わらなかったそうです。

 

Img_0007_1

↑肉眼でこんな感じに見えます。 

Img_0001

↑7月22日  

 

Img_0006_1

↑デジカメの「3.7倍」ズーム。

Img_0002_3  

↑7月22日  

 

Img_0003_1

↑デジカメの光学ズームの最大。 

Img_0001_1_2

↑7月22日  


 

Img_0007

↑デジカメの光学ズーム「9.3倍」。 

 

 

『東京スカイツリー』の公式HP

TOKYO SKY TREEで 調べてみると

(9/9現在)“448m”だそうです。

前回(7/30)“400m”から約一ヶ月で

“プラス48m”高くなりました!

『東京スカイツリー』“「634m」=ムサシ”まで

あと“186m”です。

 

最近やっと、季節が“秋”に近づいて(?)

夕方の空がキレイに色づいてきました。

今度、夕焼けをバックに『東京スカイツリー』

写真を撮影してブログに載せたいと思います。

 

 

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映画『カラフル』(Colorful)を観賞しました。

2010-09-04 18:29:41 | 映画

久々の夫婦で映画鑑賞しました。

それも珍しく“アニメ映画”を観てきました。

基本的に妻は“アニメ”にまったく興味がありませんが

この映画『カラフル』(Colorful)の宣伝をTVで見て

そのストーリーに魅かれ、一緒に行くことに。

 

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<ストーリー>

「僕」は一度死んだはずだが、天使に「抽選にあたりました!」と言われ、

生まれ変わり「小林真」という中学生としてもう一度人生をやり直すチャンスを与えられる。

「僕」が乗り移ったのは「小林真」という自殺したばかりの14歳の少年。

ところが、真は絵を描くのが得意な以外は、親友と呼べる友達もいない、

冴えないヤツだった。父親は自分だけ良ければいい偽善者で、

母親はフラメンコの先生と浮気をしていた。

兄の満は無神経で意地悪。

しかも、好きな女の子・桑原ひろかは中年オヤジと援助交際中ときた。
 

ストーリーからも分かるように重い題材の“アニメ映画”です。
 

映画の評価は<77点>でした。

妻は共感する部分が多かったらしく<80点以上>だったそうです。

今回の感想は色々と書きたいことが

溢れてきて結構、長めになりました。

 

この映画の“テーマ”は「人は“この世界で生きて行かなければならない。”」という

哲学的であり普遍的であり難しいですが

「僕」が乗り移った「小林真」を中心に物語は淡々と進んでゆき

映画の世界になぜか自然に引き込まれていくという作品でした。

 

物語の後半に『カラフル』(Colorful)のタイトルにもなった

「僕」が乗り移った「小林真」が桑原ひろかに語る重要なシーンがあります。
 

~「みんなそうだよ。いろんな絵の具を持っているんだ、きれいな色も、汚い色も」

  人は自分でも気付かないところで、だれかを救ったり苦しめたりしている。

  この世があまりにもカラフルだから、ぼくらはいつも迷ってる。

  どれがほんとの色だかわからなくて。どれが自分の色だかわからなくて。~

 

「この世界で生きて行くことは“暗く辛い”ことかもしれない。

 それは“灰色の世界”にしか見えないが

 生きて行けば“違う色の世界”が見えてくる。

 それは、誰にでも色々な“色(カラー)”があるのだから。」

映画の中で一つの“答え”を見つけることが出来ます。

 

この映画の中で「3つのメッセージ」が答えをくれます。

それを軸に物語では“人は成長していくために生きている”ことを描いています。

その「3つのメッセージ」とは

“いつも、どこかで自分を見てくれている人達がいる。”

“誰も1人では、生きて行けないし、生きていない。”

“家族はいつも「無償の愛」を与えてくれる。”


いじめられっ子の「小林真」は自分を殻に閉じ込め

自分自身“空気のような存在”になって学生生活を送っていたが

後半、そんな「小林真」の姿を遠くでいつも見ていたことを知り

“いつも、どこかで自分を見てくれている人達がいる。”ことに気づく。

 

何気ないきっかけで心を開き“自分自身を理解してくれる存在=友達”

“自分はいつも1人”と思っていた「僕」にとってかけがえのない存在がいること

そう“誰も1人では、生きて行けないし、生きていない。”を知る。

 

今まで“ウザイ”しか思っていなかった「両親」は

どんな時も子供の「小林真」ために

暴言や悪態をついても決して見放さず

自分たちの”子供の行く末を案じてくれている。”

そして、自分に無関心だったと思っていた「兄」は

「両親」と同じように“不器用”だが

「小林真」=「弟」のことを心配している。

“家族はいつも「無償の愛」を与えてくれる。”

本当はそれが普通なことだと気付く。

 
「3つのメッセージ」を説教じみたセリフなどで解くのではなく

映画の中で、ごく自然に淡々と描かれています。
 

この映画は“若い世代の人”に向けてではなく

“若い世代を過ごした人”のための作品だと思います。

あの頃の「学生時代の自分」に感じたとこや「友達」に対する思い

そして、今だから理解できる「両親」の“愛情”や

「兄弟」に対する“思い”を

改めて気付かせてくれる映画だと思います。

 

自分も色々な“色(カラー)”があり

そして、周りの人達にも色々と“色(カラー)”がある。

そんな色んな“色(カラー)”を感じることで

「人は“この世界で生きて行かなければならない。”」という

メッセージの映画『カラフル』(Colorful)なのでしょう。

 

重い題材の“アニメ映画”でしたがいい作品でした。

疲れた“大人たちの映画”なのかもしれません。

劇場では“若い世代の人”より“若い世代を過ごした人”の方が多く

“泣いている人”が結構いました。

「学生時代の自分」のことや「友達」

そして「家族」について今だから共感できる思いがあるのでしょう。

私もこの歳になって色々と感じることがあります。

「両親」の「無償の愛」や兄弟に対する愛情など・・・

この映画と同様に“不器用”ですが「姉」が私ことを

そして、私が「弟」のことを心配する思いは

いつまでたっても変わりません。

 

映画の評価は<77点>でしたが

また、見たい映画です。

映画館に2度は行きませんがDVDが出た時には

改めて観賞したいと思います。

その時には違う感動を得るかもしれません。

いやぁ~~いい映画『カラフル』(Colorful)でした。

 

長々とブログにお付き合いありがとうございます。

 

 

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