LT速度測定

2010-07-17 22:41:32 | マラソン（練習記録）

同志社大学のＤｒ．Ｉ研究室主催の「ＬＴ（乳酸閾値）速度測定会」に参加しました。

このテストは、

「走速度を漸増させた時，ストライドの増加からＬＴを推定することが可能かどうか？」

ということを検証するために行われるものだそうです。

以下、内容を転記します。
「フルマラソン走行速度とＬＴ時の走速度はほぼ一致します。
また、速くなるためにはLT以上のトレーニングを取り入れる必要がありますが、ＬＴ以上のランニングはストレスも強いので、ＬＴ以上のトレーニングを続けないことも重要になります。さらにＬＴ以下のランニングは負担が少ないので，安全面を考えた場合はＬＴを越えないように走ることが有効です。

このようにＬＴは、マラソン走行時のペースや、競技力向上ならびに安全性の両面からのトレーニング指標ともなるものです。」

テストには指先からの少量の採血（１回につき仁丹１粒程度の血液，これを5回）をします。
具体的なテスト内容は，フルマラソン目標走行速度付近を中心（3ステージ目）にした1000m漸増走を5ステージ走行するというものです。
こんな感じです。↓

［マラソン5時間目標］
　　8分/キロ，7分30秒/キロ，7分/キロ，6分30秒/キロ，6分/キロ
［マラソン4時間30分目標］
　　7分30秒/キロ，7分/キロ，6分30秒/キロ，6分/キロ，5分30秒/キロ
［マラソン4時間目標］
　　6分30秒/キロ，6分/キロ，5分30秒/キロ，5分/キロ，4分30秒/キロ
［マラソン3時間30分目標］
　　6分/キロ，5分30秒/キロ，5分/キロ，4分30秒/キロ，4分/キロ

ＫＥＮはマラソン３時間半の組で参加。

１ｋｍずつだから腰への負担も少ないでしょう。きっと・・・・

一緒に参加するのはアミノ札幌のタイム上位メンバーに加えて、todayさん、ゆもいさん。
このテストは安静時から始めるものですが、ゆもいさんは既に３０ｋｍ走ってきたとのこと。わかってはいましたがまさか本当に走ってくるとは・・・

テスト開始２０分くらいまえから胸に心拍計を装着。リストウォッチをつけ、腰に加速度計を取りつけます。

研究室の学生たちが手伝ってくれるのですが、ＫＥＮの担当は若い女子学生。

緊張と興奮で、装着した心拍計は座っていても普段の数字を示してくれません・・・・完全に興奮状態

安静時は５０程が６５以下にならず、７０、７５、７８、８０、７５・・・・・・・・バラバラです。
諦めた学生は安静時心拍数を７８と記載。
そして走行前の採決。
指の先に細い針を刺し（一瞬チクッとする感じ）、採血し、すぐに乳酸値がわかる装置で測定します。
しかし、ここでも指標になる数値がでません。

白衣を着た男性スタッフが、グランドを１周歩いて来て下さいと・・・・・・
そして再び採血。
・・・・・・・・・・計３回やってもまともな数字がでず、スタートへ。

ペースメーカーとして学生を先頭にまずは６分／ｋｍ。

走ったあとに体感的きつさの指標を選択。まだまだ楽ちん。そして採血。たしか１，１㎜㏖。

２周目、５分３０秒／ｋｍ。
まだまだ楽ちん。

３周目、５分／ｋｍ。
体感的には楽だけど、６分に比べたらということで指標は少し楽ちん程度へ。乳酸値も順調にあがって行きます。

４週目、４分３０秒／ｋｍ。
ちょっときつくなってきました。乳酸も２㎜㏖を突破。

そして５週目、４分／ｋｍ。
ここまでくるとさすがにきつくなります。もちろんまだまだ走れますが、ここは正直に。乳酸値も４㎜㏖を突破。

ＫＥＮの組はここまで。
しかし、ゲストのゆもいさんの数字がちょっとおかしいのです。乳酸値が異常に低く、４分で走っても２㎜㏖を超えません。さすが別大参加資格をとったサブスリ－ランナーは違います。

Ｉ先生の許可を得て３分５０秒くらいでもう１本ということになりました。
ゆもいさんが一人じゃさみしいから？ということで、ＫＥＮも勉強のために走りました。他には池井さんとさかもっち。

ゆもいさんに再び心拍計と速度計をセットしてスタートです。

３分５０秒では、トラック１周を９２秒です。しかし、いきなり８５秒ほど。もうそのまま行くしかありません。
結局３分２８秒で終了。
さかもっちは途中で脱落。ＫＥＮも目一杯です。
そして、乳酸値の測定結果は・・・・・・・・・９㎜㏖。
さすがのゆもいさんもこのタイムは早すぎです。このレベルまでくると１０秒単位の調整が必要なようですね。

結果は個人別に郵送されてきます。

その結果がでたら掲載していと思います。

ＫＥＮの組は終わりましたが、引き続き後続の組が準備をしてスタートしていきました。
フルマラソン４時間半のグループです。
これにはnikoと４０３ちゃんが参加。今年入会したまやちゃん、なみちゃんは余裕の表情。頼もしい。
nikoと４０３ちゃんは余裕ありげに見えましたが、記録からしたら目一杯でしょう。
こちらも結果が楽しみです。

そしてこのグループを終えたところで北大をあとにしました。
そう、これからそのまま道東は糠平湖畔まで・・・・・・

明日は悲運の名峰「ニペソツ山」へアタック。