坊っちゃん入るべからず・・・南四丁目発by Ken's Channel

北の街札幌。ランと登山と旅日記。
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「北海道山日和」

オリンピック半島キャンプ 9月10日

2006-09-14 11:04:28 | 

3泊4日のオリンピックナショナルパークへのキャンプは天候にも恵まれ、ワシントン州の持つ自然の豊かさを再確認出来る旅となった。

朝6時前日から泊まりに来ていたTomoyaと共にまだ薄暗い中家の前で迎えに来るToshiを待つ。待つ。待つ。・・・・・・・・
20分も過ぎた頃、Toshiだと思うわせる車のエンジン音が近づいて来た。だがブレーキをかける気配がない。目の前に現れたその車はこの辺りではめったに聞こえない音を出して急停車した。
北へ向かう


Edmonds発 7:10 ワシントンステイトフェリー。
すっかり明るくなったフェリー乗り場には既に数台が乗船を待っていた。我々も後に続く。もう夏の気配は感じられず空気は秋の様相を・・・・・・
10分もしないうちに我々の後ろには乗船を待つ車が続々と連なって、まもなく乗船時間をむかえた。
船内で朝のコーヒー。体の内から温まってきて、次第に目も覚めてきた。

7:35。30分もしないでピュージェット湾を挟んだ対岸Kingstonに到着。ここから104号線から101号線に乗り換え西へ。
Port Angeles。ここはオリンピック半島観光の北の玄関口。
この街に入ってすぐ101号線を左折し、最初の目的地Harricane Ridgeへ。
手前のビジターセンターに寄って情報収集。ボランティアのおじさんが丁寧に見所を説明してくれた。
Toshiが丁寧にワインディングロードを運転していく。その横でTomoyaがちょっかいを入れながら忙しなくラジオとCDを入れ替えながらナビゲート。
ワインディングロードは次第にピュージェット湾を見下ろせる高さまで達し、オリンピック連山の景観が現れた瞬間、Hurricane Ridge Visitor Centerに到着した。ログハウス風のセンターに入り谷側のテラスに出ると遠景には最高峰オリンポス山を頂点にその周りを氷河が取り巻く雄大な風景があった。天気は最高
その景色を更に堪能すべく奥へと・・・・・・・Obstruction Pointへ。
約6400フィート(1951m)のこのポイントまでは夏の間は車で来ることが出来る。
ここに車を置いて今日のメインイベント、トレイルへと。
トレイルはカナダを見渡せる東と、オリンピック公園内の更に奥へとつながっている南へと分れていたが、今回は3.5マイル程先の谷間にあるGrand Lakeへ。

ToshiとTomoyaの二人にとっては久々、もしくは始めてのトレイルだったのだろう。
片道2時間、5kmのトレイルは丁度良かったのではないか。
歩き始めは尾根伝いに左手にピュージェット湾とその向こうにマウントレーニエ山、右手にはオリンピック連山を見渡せる。
トレイルは次第に谷に向かって降りていく。そして1時間も歩くと眼下にはグリーンに輝くGrand Lakeが。
途中、大きいバックパックを背負ったハイカーとすれ違いながらGrand Lakeに到着した。静寂の中に風と鳥、昆虫の羽音、湖に流れ込む小川のせせらぎの音が・・

30分程景色を堪能し、帰途につく。
さんざん降りてきた道程を再度登って行く。ここでToshiがブレーキ。やはり歩き慣れていないトレイルましてや登りは初心者にはきつい。それでもやはりそこは若さ
往路の2時間に対して復路は2時間半で歩き切った。

再びPort Angelesに戻り今夜の夕食の材料をGETキャンプ予定地のLake Crecentの西端 Fairholmeへ。

練習済みの二人は手早くテント張りの段取りをし、5分程で完成させた。そして夕食の準備。
今夜は調達したステーキと怪しいインスタントラーメンそしてうまいワイン
この素晴らしいキャンプ場は残りの2泊の宿泊地選択の基準となった。

明日はアラスカを除くアメリカの最北西端Cape Flatteryを目指す。



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