さゆりのひとり言-多発性骨髄腫と共に-

多発性骨髄腫歴20年/'08年4月臍帯血移植/「病気は個性」時にコケながらも前向きに/はまっこ代表/看護師/NPO所属

人生とは…

2008年03月12日 00時45分27秒 | MM闘病記
上手く出来ているものです。

今日はたまたま、4年前にタンデム移植した時にプライマリナースで、以降同じ歳という事もあり仲良くしている同僚と、
同じく移植の時にクリーンルームにいた同期の親友とで
私の病室で会う予定だったのです。
更に、日中、明日二人床に戻る事が決まり、今日が個室最終日になりました。
二人とも日勤でしたので、集まったのは19時半になってたかな…。
私はゴディバのチョコレートでおもてなし。
と言っても、母に買ってきてもらったのですが(汗)
さゆりママにはいつもの事ながら、感謝♪

私はマシンガントークで喋りまくりました。
内容は一つ前の日記の件。
やっと話せる人がいて、聞いてもらえるという安心感。
その事を実感すると、涙がポロポロ落ちてきました。面会時間を過ぎ、消灯時間まで、私は二人の優しさに包まれました。

そして、私の現状と問題点、解決策を信頼出来る二人のナースが導き出してくれました。
導き出すべく、話を聞き、アセスメントし、一緒に考えてくれた事、それが何より嬉しくて。
…。
私が臨床のナースをやってた時に大切にしていた看護。
それを、今の病棟のスタッフに求める事はやめました。
きっと、私自身も実践しきれなかったであろう理想を求めてしまうと思ったから。
もちろん、全てのナースに日々、感謝しています。本当に優しく、親切にしてくれています。
それにしても、ナースとして果たして欲しいメンタル以外の役割すら、果たしてもらえず、
治療に伴う重篤な状態に陥るかもしれない副作用等をアセスメントできないナースであると判断出来てしまう患者。
つらいんです。
おちおち寝ることも出来ず、隔離の為に専用で置いてある血圧計で…自己測定。
…そんな思いを話せるナースがこの病棟、看てくれているチームのナースの中にいれば良いんです。
しかし、メンタルまでフォローしてくれるナースは…いないんです。
クリーンルームにいた時に、二人がいてくれた環境とは、違うんです。

そこで、そんなナースに対する消化出来ない思いは…無意識の内に主治医への過度の期待感となっていた事に気付きました。
だから、主治医に忘れてた…と言われて、その傷が必要以上に深くなり、
女医のH先生には緊張され、
たまたま今日の受け持ちナースは専門職業人としての知識や技術をまだ持ち合わせていない…
そして…噴火です!

blog書く事で、なんでイライラしてたのかの経緯をまとめ、
話したり、意見を聞く事で原因と理由が分かり、
改善や回避する為の糸口が見えてくる。

やっぱりサイクルに乗っているんですね(笑)

そしてそれは、決してネガティブでない…。

何だか運命に踊らされている感じです

今日はステロイドでランランなんです。
こういう時にマイスリー飲むと、プチ不穏傾向になるので、自然に任せています。
最後の個室。
気兼ない深夜のメール。

明日はプライマリのナースマンが久しぶりに日勤で担当してくれます。
これもタイミング。
相談しよ~っと(^_-)

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
どうぞ、お大事になさってください。 (D・Sheep)
2008-03-17 17:11:33
はじめまして。
「多発性骨髄腫」のキーワードで検索してみました。
「MM患者の会」の方でしょうか?
突然お邪魔してごめんなさい。
家内(63)も、2.000年8月にMMを告知され、もう8年目になりました。老老介護(看病)をやっています。私も、もう67歳ですから、時々疲れる時がありますが、家内の先には逝くことができないので、頑張っています。
あなたはまだ、31歳という若さでMMとのお付き合い、本当に大変ですね・・・・・。現役のナースなのですね。
家内は、VADなどの化学療法のあと、サリドマイド治療中ですが、今は、ちょっと休薬中です。

ベルケイド治療が奏功するといいですね・・。


    
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D・sheepさんへ (さゆり)
2008-03-18 15:24:39
訪問ありがとうございますww
日本骨髄腫患者の会へは、すでに参加させて
いただいております。
最近、若い患者さんも増えましたね。
決して喜ばしい事ではないのですが。

奥様は、私の母と同じ年齢です。
奥様にしても、まだまだこれから人生を謳歌するご年令。
まだまだ沢山お二人で楽しい時間を過ごさないと(^_-)
返信する
ナースさんでも感じるのね (chara)
2008-03-23 23:08:20
さゆりさん、はじめまして。
MM患者の会に入会したてのcharaです。
母(79才)がただいま入院中、MP療法1サイクル目です。

今日はじめてブログを読ませていただき、
ポジティブにすごしていらっしゃるなあ、と
元気をいただきました。
私はまだ、MMについて勉強中で、失礼な
ことを書いたりしてしまうかもしれませんが、
どうぞお許しを・・。


母は副作用のためか、体調不良が続いていて、
見舞っているときにも、どうも看護について
?と疑問に思ってしまうことがありました。

下痢が続いているのに、とびまわっている人た
ちにナースコールできない、と言って遠慮しす
ぎて、かえってナースさんたちとの関係を悪く
しているように思えてました。

感謝のことばも体がしんどいので、なかなか
言えていなかったのかもしれません。
転院をしたので、以前の病院(新しい病院なので
設備がきれい)のようではないのが、あまり気に
いらないのか、四人部屋なのがいやなのか、
ナーバスにもなっているのも手伝ってか、
なにしろ居心地がわるそうです。

と書きながら、思い返すと、私がそう感じてし
まうので、母にも移ってしまっていたかな、
と反省もします。

ナースであるさゆりさんもご自身がいろいろと
患者さんの立場で看護なさってらした経験が
おありなので、余計ナースの評価?ができて
しまう、というお辛さをお持ちなんだ、と垣間見る
ことができて、何だか安心しています。

私だけが、あの病院に対して不満がでているの
だろうか、と悶々としていたのですから。
私もポジティブに物事をとって、感謝の気持ちも
しっかりと伝えていくようにしていきたいと
思いました。



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charaさんへ (さゆり)
2008-03-25 11:37:13
はじめまして。
お返事が遅くなりました。
どうにもこうにも、目がかすんじゃって、字が読めないもので(汗)

お母様は初めての入院なんでしょうか。
私も、9回目の入院となった今でこそ、
ナースコールを押せるようになりましたが、
なかなか押せない時期がありました。
忙しそうにしていると、ついつい遠慮してしまうし、
呼んだところで、スムーズにいかないと焦ってしまうし。
とかね。
特に、トイレなどで呼ぶのって一番いやなんですよね。
・・・。
なんだか、つらそうですね。
転院で環境が慣れないというのもありますしね。
ん~。

でも、環境は慣れるとして、
やはり遠慮せずにいられると良いですね。
一度、そんな気持ちでいることを担当の信頼できるナースに話してみるといいかもしれません。
ご家族からでも良いと思いますし。
とにかく、こういうのはコミュニケーション不足なんだと思うんですよね。
だから、まずは遠慮せずに伝えていけるといいですね。
入院中のストレス、
取れるものは、出来る限り取ってしまいたいものです。
どうか、うまくいきますように☆
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