さゆりのひとり言-多発性骨髄腫と共に-

多発性骨髄腫歴20年/'08年4月臍帯血移植/「病気は個性」時にコケながらも前向きに/はまっこ代表/看護師/NPO所属

思い描ける明日の私

2009年11月25日 07時26分59秒 | MM闘病記
三連休、久しぶりに予定もなく、地元でのんびりしました。

1日はマッサージとネイルケアへ。
ネイルケアは何年ぶりだろうってくらいに久しぶり(笑)
職業柄、基本的にカラーネイルはしないから。
でも、ギザギザな爪が気にはなるんです。
ネイルケア、ベースコートまで塗ってくれて1,050円っていうのが近所にあって、予約してなかったのですが、ちょっと待てば出来そうだったので、待たせてもらったのです。
足つぼ用のリクライニングソファーで…
買い物したりもして疲れていたし、ボケっと心地よく待たせてもらいました。

で、担当してくださるとってもきれいな方がきて、
「お待たせしちゃって、本当に申し訳ありません」
って丁重に謝るんです。
そんなこと全然ないし、かえって有り難く待たせてもらったので、恐縮しちゃって。
そして、予定していたケアの代金を先にお支払いすると、
「時間が大丈夫だったら、パラフィンパックもさせていただきたいのですが…」
と。
素直に喜んでやって頂いたのですが、料金表をふと見ると…
ネイルケアと同じ値段!
何だかよく分からないけど、ラッキーでした。

それに、自分が常に目にする事が出来る指先がきれいに整えられている、というのは、実に気分がいいものです。
贅沢な気分になるし、満たされるのです。


そして、ふと、気付いたことがあります。

病気になって、闘病している私にとって、
美意識やその先にあるエネルギー、美肌やダイエットやオシャレをする努力、
ほんの少しの変化を求めて経済的にも精神的にも、身体的にも頑張る自分が
とてもつまらないものになっていたということに。

むしろ、そんな私は一度は完全に捨ててしまったし、意味のないものになっていた感じ。

そんな、私の中の、一度は捨てた美意識が、少し復活してきたようなんです。
ボディーラインを気にしたり、お洋服選ぶのにわくわくしたり(笑)

再発が前提の治療をしていた頃は、服を買うにも、何か始めるにも、せいぜいそのシーズン限りだった。
だから、当然新しい事を始めるなんて考えられなかった。

でも、今回の臍帯血移植の経過に関しては、私の中に期待感が大きくあるのかもしれません。
一年以内の再発を八割以上と見込まれていたほど、主治医の中では今までの治療の中で最も期待感が薄かったのに…(苦笑)

でも、私の感覚的には、少なくとも
再発しないかもしれない期待感の中にいられるのです。

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