さゆりのひとり言-多発性骨髄腫と共に-

多発性骨髄腫歴20年/'08年4月臍帯血移植/「病気は個性」時にコケながらも前向きに/はまっこ代表/看護師/NPO所属

死ぬ時に後悔すること

2009年11月18日 17時43分45秒 | MM闘病記
先日、母から聞いた話(前回記載)
時を同じくして、テレビで「死ぬ時に後悔する25のこと」なんていうのを見て。
そうしたら、同僚の女医さんが、介護休暇を取るなんていう話をしてきた。
なんでも、往復6時間かかる実家の父親が、くも膜下出血で倒れたとか。
母親は既に他界されていて一人っ子。
父親は一人で開業していて、前日まで診療していたという。

週末を利用したりして、診療所を閉める手続きや父親の介護をしていたというが、どうにもならなくなってきたというのだ。
通帳や印鑑、重要なものの保管場所が分からない、金庫が開けられず、警察官立ち会いのもと、業者に開けてもらった等、聞かされた。

他人事ではないと思った。自分のことに関しては、縁起が悪いというか、両親を悲しませるのではないかと思うと…何も出来ずにいた。
お金のこと、重要な書類、保険のこと…、家の家財道具も。
具合悪くなってきて、もしかしたらって思った時も、片付けが出来なかった。
今回は本当にヤバいかもと思ったから、余計にね。

でも、取り敢えず、今の生活を取り戻した今、
順番なんて誰にも分からない、と思う。

その時になって後悔しそうなことを考えて、やってみるとか、
どうにもならなくなってきた時にどうして欲しいとか、どうしたい、とか、
うまいこと家族で話が出来るといいんだけどなぁ。
難しいと感じてしまいます。

死ぬとか言うことの考え方とか、感じ方が、家族の中でも違うし、それぞれも変化していくものだと思うし。
不用意に悲しませる事はしたくない、と思うから。
どうしても、逃げ腰の探り合いになってしまうものです。

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1 コメント

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その後 (賢様)
2009-11-23 08:11:39
以前、ベルケイドの副作用でお尋ねをした58歳の会社員です。毎日ブログを読ませていただいて元気をもらっております。11月18日以降、書き込みがありませんが、近況をお教えいただければ幸いです。
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