さゆりのひとり言-多発性骨髄腫と共に-

多発性骨髄腫歴20年/'08年4月臍帯血移植/「病気は個性」時にコケながらも前向きに/はまっこ代表/看護師/NPO所属

骨髄腫治療のカリスマに会いに・・・

2007年05月06日 00時15分13秒 | MM闘病記
今日は、日本骨髄腫患者の会主催の講演会へ。
「骨髄腫の治療の展望―前向きな日々を過ごす為に―」
ということで一日、三輪哲義先生の講演会がありました。

三輪先生は、骨髄腫治療のカリスマ的な先生で、
患者さんにもとっも人気があるようです。
昨年、総会の時に初めてお見かけしましたが、
懇親会では、ものすごい数の患者さんや家族の方に囲まれていて、
とても印象に残っていました。
カリスマと呼ばれる所以をこの目で確かめたく??
体調はいまいちでしたが、出席してきました。

今日はたくさん書くことがあるなあ…

まず、参加する上での優先順位
①体調面で無理をしない
②ML上でしかお会いしていない患者・家族、久しぶりに再会できるであろう患者・家族に会いたい!!
③カリスマ医師への興味

という事で、10時から18時までのプログラム。
開始時間にはあまりこだわらず会場に向かいました。
計画的遅刻。
!!
これ、私にしてはかなりの進歩!
規律を重んじ、5分前行動は全ての基本、待ち合わせや集合時間のあるものに関しては常に「時間」に意識が集中してしまうのがこれまでの私。
もちろん、これが仕事だったり、誰かを待たせたり、誰かに迷惑がかかるものであれば当然のこと。
でも、今日はいいの!
途中退出や休憩はご自由に!という会自体のスタンスも手伝って、
「とにかく少しでも出席できたらマル○」
という、気持ちの上で確保された大きなゆとり。
学び得た事は、繰り返し、実践していく事が必要。
つい先日、感銘した先輩の言葉
「欲張らず、必要なことを判断していくことも必要!」
とリンクした。

1時間ほど遅れて会場に到着。
間もなく休憩時間になったが、
やはり、今まで別の会でお会いした方、横浜のランチ会でお会いした方、
たくさんの、既にお知り合いの仲間に会えて、
とっても嬉しくて、皆さんが元気そうに見えると更に嬉しくて。
(もちろん、自分も含めて「元気そうに見える」内側にはそれぞれの苦悩もあると思うのですが、でも、ここで改めて「元気そうに見える」事は、例外なく私は嬉しかったのだと振り返る。そして、もし「でもね・・・」という内側にある表出したい、表出すべき苦悩を抱えているのであれば、それを受け止める準備があることを相手に分るようにし、しっかり受け止めてあげる事なのかなあ・・・と思う。つまり、「元気そうに見えるよ!」と言ってくれる事に対しては「そんなことないのに・・・」って思う前に、素直に喜ぼう!と思う。)
中には、このブログを読んで下さっている方が声をかけてくれることもありました。それも、本当に多くの方から・・・
それはそれは、嬉しくて、
ちょっぴり恥ずかしくて。

自分の思考を整理する為に、
それらを記録する為に、
そして、もし、誰かにとっての覗いてみたい「隣の芝生」となるのであればいいかな、と思ってブログを始めて、

気付いたら、コメントに、読んでくれている人がいることに励まされて、
支えられて・・・
そう、つまり自分の生き様を見届けてくれている人がこんなにもたくさんいる、という事で。
それは、いつの間にか、私の想像をはるかに超えるパワーとなっていて。
今日のように、直接対面してフィードバックをもらえた事というのは、
さらに、何物にも変えがたい財産となりました。

「貴方がさゆりさんだったんですね!」
たったそれだけの言葉しか交わせなかった方もいました。
しかし、たったそれだけの言葉でも、
それは恐縮してしまうほど、愛とパワーに満ちたフィードバックでした!!
ありがとうございます!!

で、カリスマ先生の話ですが・・・

分りました!

話の内容も分りやすかったですし、カリスマと呼ばれる所以が分りました!

とにかく、患者さんの目線で、患者さんの分る言葉でお話しするのがとても上手なんです。
とかく、多くの人数を相手にした講演会では、説明した・話した、という事で演者が満足してしまいがちなのですが。
一人ひとりの反応や理解度を確認しながら進めていくのが困難である状況を、分りやすい言葉で、繰り返したり、ちょっと違った表現をしてみたり、話しの組み合わせを変えてみることで補い、聞いている人の多くが「分った!」ということを実感できるようにお話しされるんです。
考え方としては簡単そうですが、これを実際に出来る三輪先生は、すごい!と思いました。
まあ、私がこんなに大勢の人数の前でお話しする機会は、今のところ全く予定はないですし、心配する事でもないのですが。。。
しかし、話しの噛み砕き加減が相当なものなので、つまり、いち医療者的に解釈するとどういうこと??と考えてしまう場面もたくさんありました。これは、私自身がいち医療者として患者さんに接する際に、(医療とあまり関わりのなかった患者さんでも)患者さんの目線に立った看護・・・というのは「つもり」でしかなかったんだなあ、ということ痛感せざるを得ない感覚、でもあったわけです(涙)

他にもたくさん書きたいことがありますが、
一度に欲張らず、
今日はこれくらいにします。

今日、
お話しすることが出来た方、
声をかけてくださった方、
同じ病とともに生きる仲間である皆さんと、
会うことが出来た事、
本当に嬉しかったです。
たくさんのパワーをもらいました!!

ありがとう!!



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1 コメント

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よかったよかった (中雄)
2007-05-06 11:45:14
ようやくお会いできましたね。お話しる時間とれなくってごめん。でも、会えてよかった!

講演会、なにか持ち帰って頂けたようで、
主催者としとも嬉しいです。
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