さゆりのひとり言-多発性骨髄腫と共に-

多発性骨髄腫歴20年/'08年4月臍帯血移植/「病気は個性」時にコケながらも前向きに/はまっこ代表/看護師/NPO所属

いよいよ明日。

2009年04月13日 22時04分49秒 | MM闘病記
今日は外来受診でした。
仕事復帰前最後の外来、結果は変わらず良好でした。
変わらずといっても、血球成分なんかは徐々に上がってきていて、
ヘモグロビンの値は遂に11台にのりました。
これじゃあ、貧血だなんて言っていられません(汗)

久しぶりに入院中お世話になっていたリハビリの先生に会いに行ってきました。
ちょうどお昼休憩中、お休みしているところだったようですが、
目をまん丸くして迎えてくれました。
私の仕事復帰をとても喜んでくれました。
これからは同僚としての関係になるんですね。
そう言っていただけた時は本当にうれしくて、こぼれそうになる涙を必死にこらえました。。。

明日から出勤する職場にも行って最後の確認をしてきました。
タイムカードの位置、白衣の準備、ナースシューズはカビもせず待っていてくれました。履いてみて痛いところもありません。

明日かあ。

思えば、具体的に復帰を決めた年明け、3ヶ月ほど前は
まだまだ復帰できるような身体になっていませんでした。
復帰は無理だということを確認するための復帰、と割り切れたのが1ヶ月前。
しかし今日、明日から復帰という日を迎えて感じることは、

「何とかなるかもしれない」

不思議なものです。
ただ単に不安だったから、無理だと思っていたわけではありません。
移植後の体力復帰という面ではクリアできるとは思っていました。
しかし、初めてベルケイドを使って末梢神経障害が出てから、今回の移植前の再使用後の末梢神経障害、かれこれ2年もの付き合いの中で判断するものに、
それほどのくるいはないと思っていました。

またしてもミラクルです。

でも、こうして生かされ、またこのレールに乗るということは、
意味のあることであり、
やっぱりそうきたか、みたいに、分かっていたような気もする。

前回の日記、そのコメントとしてセブン・シスターズさんがおっしゃってくれたように、自分自身を酵母的に考えると、
環境は自分に適しているのかもしれない。
ただ、その中で自分に合った仕事の内容、働き方というのは自分でちゃんとコントロールしていかなければならない。

とにかく明日、1年3ヶ月の休職を経て、再び仕事に復帰できるということ、
支えてくださった多くの皆様に対して、感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございます。

冷静に、客観的に判断できる医療者の友人が多い分、
今回ばかりは厳しいかもしれない、と多くの人が思ったようです。
客観的に自分の状況を見つめる私も、
勝ち目はない、難しいと思っていました。

しかし、そうはいっても、そんな状況とはかけ離れて、
「死なない気がする」
というのも常にありました。

私はまだまだこの世でのお役目が果たせていないようです。
それにはやはり健康で動ける身体に戻さなければ、
果たせない役目であるように思います。

だから、まずは明日から仕事に復帰して、
徐々に徐々に、本当に慎重に復帰して、フルタイムに戻せるようにしたいと思います。

明日、寝坊しませんように!

もちろん今日は、いつもより早く床につきたいと思います。

おやすみなさい。


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2 コメント

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Unknown (a_su_orden)
2009-04-14 15:48:48
1年で職場復帰できるとは、その回復力、気力、体力に敬服するばかりです。まさに感動的なシーンです。おめでとうございます。
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a_su_orden さま (さゆり)
2009-04-14 21:06:26
ありがとうございます!
私の身に起きた、誰にでも起こりうる奇跡によって、元気パワーを与えられたら・・・それは何よりうれしいことです。
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