海ほたる

昨日は、初めて海ほたるに行って来ました。
正確には、連れていってもらったのです。

静岡から、昨日は車で来てくれました。
新幹線に比べたら、時間もかかるし、今週末には、私が伊豆高原に行くから、ドライブはその時でいいのではないか、と言ったのですが。

海ほたるに行って、夕陽を見よう！というデートプランは、私の心を引き寄せました。
ずいぶん前から行きたいと思っていたところだったからです。

そこは海の上、相当寒いだろうと着込んで彼の到着を待ちました。
途中、渋滞していたようで、私が助手席に落ち着いたのは、お昼を少し回った頃でした。
最近喉が渇きやすいので、途中の大黒埠頭に寄って、温かいお茶を買ってもらいました。
昼間の大黒埠頭は穏やかで普通でした。
何年も前、これまでに何度かここを訪れていますが、改造した車やバイクが沢山並んでいて、無駄な恐怖感に怯えた夜のイメージが強くありました。
しかし、あまりにも普通のパーキングエリアの姿に、なんとなく拍子抜けしてしまいました。

車は大黒埠頭を後にし、間もなく長い長いトンネルに吸い込まれていきました。
そこが、海の下であるという実感のないまま、海ほたるPAに到着しました。

想像に反して、昨日の海ほたるは暖かく、風もなく穏やかでした。
空は青く、遠くに見える陸地の上は全体的によどんだ空に覆われているように見えました。

二人して同じラーメンを食べました。
量が少なめだったのもありますが、移植後初めて一人前のラーメンを完食しました。
隣の席は３組くらい入れ替わったでしょうか。
ドリンクバーのおかわりをしながら、女の子同士のようにおしゃべりに夢中になっていました。

次に、館内にある無料の足湯に入りました。
残念ながら、温泉ではなさそうでしたが、足湯しながら海をぼーっと眺めました。
靴を脱ぐ時、彼は近くにあった椅子を持ってきてくれました。
もたついていると、スッと手を差し伸べてくれました。
恥ずかしく思う事無く、一人だと怖くて力が入ってしまうことや危険を回避することができました。
これは、ノロケ話になるのでしょうか(汗)

いよいよ、陽が沈むという頃になると、夕陽が見えるカウンター席に座り、ヨゴリーノというヨーグルトのアイスを食べました。
座って夕陽が見えるベストスポットでした。

沈みゆく夕陽に気を取られていましたが、目線を右側に移すと、なんとも幻想的な富士山が浮かんで見えました。
それが、陽が沈み、オレンジ色の背景が強くなるにつれ、よりくっきりと形どられていきます。
水面にはキラキラと光りの帯が長く続きます。

海の上、そこはマイナスイオンが沢山あるのでしょうか。
なんだかとてもリフレッシュしました。

パーキングエリアを目的に出かけたのも初めてでしたが、なかなか素敵な一日になりました。