実家の本棚にガリ版刷りの冊子があるのを見つけました。手に取ってみると故郷の昔話を集めて書いてありました。
この地区に住む人から昔から伝わる話を聞いて冊子にした者でした。話している人は現在(2019年)も生きておられたら、殆ど100歳以上か、少し下の方たちです。
ガリ版刷りの本なので、時間が経つと本が古びて朽ちてしまうのではないかと思い、写真を撮り保存することとしました。
片田舎の昔話ですが、故郷に関係のある人には少しは興味が湧くかと思いブログにアップしました。
江津市桜江町大貫、坂本のふるさとの話
・表紙
題名は「ふるさとの話 第一集 大貫 坂本の部」となっていますが、この続きの冊子、関連した冊子は見当たりませんでした。
大貫、坂本はともに地名で、現在の住所は江津市桜江町大貫と江津市桜江町坂本で隣り合わせです。
下図の赤丸で囲んだ地域です。さらに詳細は次の図
頁ー1
1.川越村の村名選定昔物語り
明治22年4月1日に町村制が施行され、それまでそれぞれ独立した村であった鹿賀、渡、田津、大貫の4ヵ村が合併して川越村となりました。
なお坂本地区は江の川上流の隣の川下村に合併しました。
頁ー2
1.川越村の村名選定昔物語り(続き)
頁ー3
1.川越村の村名選定昔物語り(続き)、2.甘南備寺のうつり変わり
甘南備寺:江津市桜江町坂本
天平18年(746)に開基された古刹。弘仁10年(819)には弘法大師が巡遊し、その際、真言宗に改宗したと伝えられている。
頁ー4
2.甘南備寺のうつり変わり(続き)
<正面の山の高さの2/3辺りが、かつて甘南備寺があったところ>
<現在の甘南備寺>
頁ー5
2.甘南備寺のうつり変わり(続き)
頁ー6
2.甘南備寺のうつり変わり(続き)、3.甘南備寺の創建
頁ー7
3.甘南備寺の創建(続き)、4.甘南備寺本尊とお祭り
頁ー8
4.甘南備寺本尊とお祭り(続き)、5.名勝 甘南備寺旧跡
甘南備寺はかつては渡りの山(甘南備寺山)の山頂台地から山腹にかけて、諸伽藍軒を並べ建っていましたが、度重なる火災や明治17年の地震で遂に飲料水が枯渇したため、遂に止む無く現在の地に移設しています。
頁ー9
5.名勝 甘南備寺旧跡(続き)、6.立岩 神変大菩薩(役の行者)
< 左:神変大菩薩の説明板 右:神変大菩薩を模した石像を安置したお堂。この上に大きな岩があり神変大菩薩が安置されています>
頁ー10
6.立岩 神変大菩薩(役の行者)(続き)
頁ー11
7.立岩の行者さんが倒れていた話
<岩の中央辺りの横に白い部分に菩薩が安置、対岸から撮った古い写真>
<下は国道が通っています。対岸から撮った古い写真>
<現在は 金網が張ってあります。 国道の真下から撮った写真>
7.立岩の行者さんが倒れていた話(続き)、8.神力に依り大木が運搬された話、9.和田の観音堂の話
<大貫 御嶽神社>
<和田観音堂>
頁ー13
9.和田の観音堂の話(続き)、10.名所 大貫の群鴉
頁ー14
10.名所 大貫の群鴉(続き)、11.坂本 口留番所跡、12.坂辻の地蔵
口留番所(くちどめばんしょ)とは、江戸時代に各藩が自藩の境界や交通の要所などに設置した番所のことで、江戸幕府の関所に相当するものです。また、江戸幕府が設置した施設でも裏街道に設置されたものなど、関所の要件を満たさない小規模なものは口留番所と称しました。
<坂本口留番所跡の石碑>
頁ー15
12.坂辻の地蔵(続き)、13.三原の市の神社由来記、14.江津市松川町川登神社釣鐘の由来
<坂辻地蔵>
頁ー16
15.耳たぶの木、16.蝗除山
<完>
[ 故郷の風景 目次 ]