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旅日記

故郷の風景(17)三瓶山での星空撮影と神楽

三瓶山

 

三瓶山は中国地方でたった2つの活火山のうちの1つで、最後に噴火したのは、約4000年前です。  

西の原から約8Km北に三瓶山小豆原埋没林公園があります。

ここは、4000年以上前の噴火により地中に埋もれ、奇跡的に立った状態で保存された太古の木々を地下展示場で展示しています。古代の森の面影に触れることができます。

<三瓶山小豆原埋没林公園の展示室の写真>

三瓶山の山頂は1126mですが、車で行ける麓の標高は450~550mです。

実家から三瓶山の麓までは約36Kmです。

三瓶山麓からの星空は綺麗に見えるのではないかと思い、行って見ました。

ネットでこの地域の日の入り時間を調べると19:00でした。

三瓶の西の原に18:30に到着しました。

日没までにはまだ時間があります。

先ず写真を撮る場所を探します。

三瓶山の麓は草原になっており、草の背も高く、40~50㎝ぐらいありました。

しかしこの草原を人が歩きやすいように、ほぼ車道幅で刈りこんでいくつかの道が造られていました。

この道を伝って山の方に行きポジションを探しました。

太陽は19:00に沈みましたが、空はまだ明るく星も見えません。

30分くらい経つと、漸く東の空に星が一つ見えました。金星でしょう。

さらに10分ぐらい過ぎて一つ、また一つと星が見えてきました。

足元は暗くて周りは良く見えませんが空はほんのりと明るいままです。

 

どうにか星空のような見栄えになったのは20時過ぎでした。

駐車場の方から太鼓の音が聞こえてきました。

祭りが始まったのでしょうか?

 

360度カメラで撮りましたが、あまりうまく撮れませんでした。

設定が悪いのかと思い設定をし直そうとしましたが、真っ暗の為よく見えません。

仕方ないので、駐車場の近くまで戻ることにしました。

しかし、辺りは真っ暗で帰る道も全く見えない程です。

来た道を思い出しながら、記憶に沿ってゆっくり歩き何とか駐車場近くまで帰ることが出来ました。

カメラを再設定し再度撮影しました。

どうにか撮影できました。

 

2020-8-15 三瓶山-1 - Spherical Image - RICOH THETA

 

三瓶山2020-8-15-2 - Spherical Image - RICOH THETA

 

もっと暗くなると良くなるのではないか、とは思いましたが引き上げることにしました。

 

 

駐車場に着くと、100mぐらい先の空き地で神楽を上演していました。

江津市桜江町川戸の「倭川戸神楽社中」の皆さん方が上演されていました。

神楽の演目は「塵輪」

[内容]後の第14代仲哀天皇となる、帯中津日子(たらしなかつひこ)が、異国より日本に攻め来る数万騎の軍勢を迎え撃ちます。

その中に塵輪という、身に翼があり、黒雲に乗って飛びまわり人々を害する悪鬼がいると聞き、天の鹿児弓(あまかごゆみ)、天の羽々矢(あまはばや)を持って高麻呂を従え討伐に向かい、激戦の末に退治します。

 

思いもよらぬものに出会わしてラッキーでした。

 

<完>

 故郷の風景 目次 

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