盛り合わせを出してきた。本土の高級クラブなら、
フルーツの盛り合わせなんて幾ら請求されるか
わかったもんじゃない。でもここは、宮古島!
リンゴとイチゴとパイナップルそれに沖縄では珍しい
ビワが皮もむかずに皿に乗ってきた。
ビワが入ってなければ、お盆の供え物みたいなものだ。
ママがビワをひとつ手に取り、
「こんなの食べた事がある?」と聞いてきた。
ビワなんて子供の頃は、あちこちの家に植えられていて、
学校の行き帰りによく食べたものだ。
そう言っては面白くないので、「どうやって食べるの?」
と聞いたら「私は本土で働いていたから、よく食べたわ。」
と皮のままパクリと口に入れた。
「皮も食べられるの?」と聞いたら「皮が美味しいのよ。」
やっぱりこのママはビワを知らないんだ・・・・・
ネットで検索すると沖縄本島では一部で栽培されているそうだ。
高級品と紹介されていた。私は大阪の街で育ったが、
まだまだ近所には田畑がありビワや野イチゴ、グミ、
イチジクなどいくらでもあった。
それが今や高級品とは・・・・
そういえば、いつだったか東京の料亭に連れていって
もらったとき、アケビが出てきた。
山に入ればいくらでもあったものなのに。
ヨモギやゼンマイもやがて高級品と呼ばれるときが
くるのかも知れない。
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