うんたま森のキジムナー

ミバエ

平良港入り口付近にシークワーサーの木がある。
ほとんど誰も気づかずに通り過ぎて行くが、この木から
苗木を頂いて、庭に植えようと秘かに計画中。
ミカン類の苗木は島外持ち出し禁止措置が取られている。
その原因はウリミバエ(害虫)。

ミバエはハエの仲間で、幼虫が果実の内部に入り込んで
果肉を喰い荒し、腐らせたり落果させたりする害虫である。
日本には、もともと果実類に甚大な被害を及ぼす
ミバエ類はいなかった。
ところが、宮古群島をはじめ、南西諸島の各島では1920年頃に
海外から侵入したウリミバエとミカンコバエの2種類が発生し、
ニガウリ スイカ メロン かんきつ類
パパイヤ マンゴーなどのほか、トマト ピーマンなどに
被害をもたらした。

今ではニガウリその他の沖縄野菜が島外に出荷されているけれど、
数年前まで、このウリミバエがいるために出荷できなかった。
一匹でもミバエがいる限り植物検疫上、未発生地域への農産物の
移動や輸出が厳しく制限され世界中で侵入が警戒されている
害虫である。

今ではウリミバエは根絶宣言が出されてはいるが、それでも
かんきつ類の苗木は持ち出し禁止となっている。
空港での検閲も厳しく、知らずに持ち出そうものなら翌日の
新聞に大きく載ることになってしまうので気をつけてください。


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