行き場を失ってしまうシーンや
氷の上で餌を探しまわる映像などをみて、
北極って美しいなぁと思うのと
同時にどのようにして撮影しているのだろう。
あんなに近づいて・・・
厳寒の地でカメラマンは、おそらく命がけで
撮影をしている。
温暖化・環境の変化を訴える映画であったが、
撮影しているカメラマンは厳しい環境の中で、
どういう映像を撮れば見る人に伝わるのか
考えて撮影しているはずだ。
流氷が割れる瞬間に、そこにホッキョクグマが
乗っていることもすごいと思うけれど、
映像を見るほとんどの人が、おそらく帰って
こられなくなるホッキョクグマのことを
「かわいそうだぁ」とそのときは思うだろう。
そのときは温暖化について考えてもすぐ
現実に戻れば日々の生活に追われ
友達との会話の中で、「あの映画見たよ」
という言葉が出てくるくらい。
身近に起こることでないと、なかなか現実として
受け止めるは難しい。環境問題を話し合う
世界会議がひらかれて、満足な合意が得られない。
ニュースの解説者が「このままでは、日本だけ
貧乏くじを引くことになる」と言っていたけれど
出来る国から出来るだけのことをすればいいのに。
カメラマンというのは、一人でも多くの人に
自分の撮った映像が伝わるか厳しい環境の
中で命がけで撮影をこころみているのに・・・・
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