梅雨の雨は、梅にとって恵みの雨。
この季節に雨が降ることで、梅の実は大きく膨らんでいく。
子供の頃はこの時期になると祖母と一緒に梅の実をとった。
雨で外に遊びにいけなくても、新聞紙の上に梅の実を
並べるのも楽しかった。
本土で梅雨は、毎年6月〜7月中旬に見られる雨季のことで
東アジア特有のの気象である。
梅もまた、東アジアにしか生息しない植物である。
ここ沖縄にも梅の木はあるが、梅の実をとって漬ける習慣はない。
梅の消費量を見ると統計を取るグループによって大きく異なる。
ある統計では梅の消費量は全国最下位であるのに、他の統計では梅の
産地和歌山県を抜いて47都道府県中ダントツの一位という結果も出ている。
これはいったいどういうことなのか?
沖縄の市販のお弁当には必ず梅干しが入っている。
ウナギ弁当に梅干しがちょこんとのっているのを見て
驚いたことがある。
最も食べ合わせが悪いといわれているが沖縄では関係ないようだ。
昔、台所には毎年漬ける梅干しと梅酒の瓶があった。
沖縄の台所には泡盛で漬けたものはあっても梅干しを
漬けたものはない。家の中に梅干しがあるのはカバンの中かテーブルの上に
あるお菓子としての梅干しである。
昔は市場のオバァたちの3時の休憩の茶菓子は梅干しだった。
梅干しに黒砂糖をつけてよく食べていたのが、今では懐かしい
思い出となっている。

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きじむな

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