4日に初セリが行われる。
築地の初セリは5日。
今や名物となった寿司チャーン店の社長が毎年高値で
マグロをセリ落とす。
2013年の初セリでは、222キロのマグロを
1億5千5百40万円でセリ落とした。
その値段は宮古島でも話題になった。
今年の初セリでは、276キロの大間のマグロを
1億9千3百20万円で落札。
キロ当たりの単価は70万円。
釣った漁師もビックリしているだろう。
国内産黒マグロの値段はキロ当たり高くて
2万円くらいだろう。
CMを作るより、ある意味安いのかも知れない。
初セリはお年玉相場がつく。
普段キロ当たり2千円の魚に5千円の値段で
落としてくれたりする。
もちろん高ければ高いほどいいが。
昔のお年玉相場の方が暖かかった。
市場のオバァ達は、キロ当たり3百円~5百円の魚に
百円増しでセリ値を付ける。
ほんのわずかだが、「寒い中、頑張ったんだから。」
と一言付け加えてくれた。
金額はそれほどでもなかったが、
ありがたさは今以上だったと思う。
漁に出なくなってやがて6年になるかなぁ。
初セリに少しだけの魚じゃ恥ずかしいので、
あの頃は2日から潜って2日分を
一晩で捕ったような顔をしてセリに出していた。
![](https://sea.ap.teacup.com/untamamori/timg/middle_1376127087.jpg)