362件(前年比61件減)で、内、81件が自転車盗と
トップを占めている。空き巣と車上狙いは、
合わせて53件発生し、このうちのほとんどが
無施錠であった。
空き巣事件は19件発生して、14件が無施錠。
鍵のかかっていない家を狙ったというより
ほとんどの家が鍵をかけていないということだろう。
この数字をみると、ほとんどが自転車窃盗の[
コソドロで他は車上狙い、小銭や中のオーディオや
ナビを狙った泥棒で、空き巣のような窃盗事件は
19件、わずか数人による個人の犯行だ。
それも鍵のかかっていない家が多いので、
ねずみ小僧のような腕のいいドロボウさんとは
思えない。約5万人の人口で起きた19件の空き巣
事件の件数が多いのか、少ないのか軽はずみなことは
言えないが、鍵をかけていれば、もっと
少なかったといえる。
宮古島では「あの人はドロボウさんだよ」と知っている
人が多いので、さぞかし仕事もしにくいことだろう。
沖縄では昔から鍵のかけない家が多い。現代建築物に
変わってからも、田舎のほうでは鍵をかける習慣など
ない。そのかわりに玄関に「お札」貼ってある。
「家内安全」のお札であるが、お札の中には漢文らしき
文字で意味不明な字が書かれてあるものもある。
その中には「人の家に無断ではいってはいけませんよ」
「人のものを捕ってはいけませんよ」という意味の
言葉が書かれているらしい。
昔の人は家に鍵をかけなかったが、「お札」を貼り、
人の心に鍵をかけていたのだという。
ユタのオバァに「そんなもの読めるわけないさぁ」と
言ったことがある。字は読めなくても、
心が(良心)が読むんだとさ。
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