方もいるかも知れない。私の回りには肩書きが好きな人が多い。
肩書きとは、辞書で調べると、
「名刺や印刷物などで、官位 職名を添える事」
「その人を特徴づける社会的地位や称号」と書かれてある。
宮古島では同じ苗字が多いせいか、特徴づけるものが肩書きである。
「電話ですよ」
「誰から?」
「社長からです。」
いったいどこの社長から?「どこの社長さんですか?」とは
さすがに聞きにくい。電話を取るなり
「ああ俺、社長だけど いる?」とまぁ、こんな具合に電話がくる。
漁協では、確か4年ごとに組合長が交代する。
一度、組合長になると、それが通称となり、もう何年も前にやめた
組合長でも「組合長!」と呼ばれるようになる。
このあいだ、工事会社の専務と港でばったり出会った。
10年ほど前に定年退職して、とっくに引退しているが、
「専務、久しぶりだね。」と声をかけると、今は船を買って漁業を
しているそうだ。そういえば、見慣れない船がよくとまっている。
「あの船の船長は専務だったのか」肩書きも二つつくとややこしい。
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