数日前から漁協の前に数十匹のウミネコがプカプカと気持ち
よさそうに羽根を休めている。最初はカモメかと思ったら、
ウミネコ特有の「ミャーオー」という猫のような鳴き声に気づいた。
よく見ればカモメやアジサシと違ってキツそうな顔をしている。
カモメのクチバシが黄色一色であるのに対し、ウミネコは
黄色いクチバシの先端に黒帯と赤班があり、目の回りに
赤いリングがあるため目つきが鋭く見える。
東北や北の方の海にはたくさん生息している。
北国の映画で海のシーンになるとよく鳴き声とともに登場する。
最近、東京上野の不忍池周辺の建物の屋上で繁殖しているのが
見つかったそうだ。ウミネコの繁殖地で有名な青森県の蕪島(カブシマ)では
天然記念物に指定されている。
沖縄で見られることは非常に珍しい。
漁協のセリにくる人の誰かが餌をあげたことで、この数日
集まってきているそうだ。ウミネコの中には冬に中国南部の方まで
渡っていくものがいると聞いたことはあるが。
宮古島でウミネコを見たのは初めてかもしれない。
ローカル新聞の記事にも載っていた。