うんたま森のキジムナー

養殖

本土では鯛が旬をむかえる頃。
以外と知られていない雑学をひとつ。
鯛・サメという魚はいない。
必ず「なんとかダイ」「なんとかザメ」と名前がつく。
宮古島でも捕る漁から育てる漁業を目指して、
鯛の養殖が何度か行われたが
あまりかんばしくなかった。

養殖魚の利点は、結婚式などで同じサイズの魚を受注
することができる。天候にあまり左右されず出荷が出来る。
マイナス面では、餌代の経費がかかる事。
それ以前に1日に2回~3回の餌をあげるが、
これがなかなか続かない。

始めは数人のグループで養殖を始めたが、餌やりが
一番の問題になるとは誰も気づかなかった。出荷するまでの
あいだ毎日、餌をやりに行くことが簡単そうで難しい。
自動で餌をやる装置も開発されているが、定期的に
補給しに行かねばならず、それさえも続けることが難しい。

養殖施設の網の下の海底は、餌の残りがたまりある程度の
流れがあるところでないと海水が酸化してくる。
瀬戸内の養殖施設の清掃を頼まれたことがあるが、
海底に着底したら腰あたりまで餌の泥に埋もれて
しまったことがある。
気の短い漁師達には、養殖事業は合わないのかも知れない。


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