宮古島の大山林でカラスの群れが確認されたと新聞に
載っていた。正確には「カラスが戻ってきた」と
書かれてあった。
宮古島にはカラスは生息していないと言われている。
カラス被害に頭を痛めている本土の市町村からわざわざ、
なぜカラスが島にいないのか視察に来るほどで、
カラスがいないのは今でも謎とされていた。
数キロ離れた伊良部島には、たくさんのカラスがいる。
泳いでも渡れるこの距離なのに宮古島にはカラスがいない。
いや、いなかった・・・
伊良部大橋の仮橋が建設されて、その橋を伝ってやって
きたのだ!というのが有力な説として取り上げられている。
昨年あたりから港近辺や、我が家の回りの原生林でも
数羽のカラスを見た。
最近ではカラスの鳴き声も気になるほど現れている。
しかし、群れというほどではなかった。
いてもカラスの夫婦という程度。
昔を知るオジィやオバァ達は、戦後は空を覆うほどの
カラスがいたと言う。農薬を使い始めてからカラスがいなく
なったと言う話も聞いたことがある。
カラスは一夫一妻制で夫婦のカラスを見ているだけなら、
「オシドリ」だが群れをなすとあまり気持ちの良いものではない。
黒いというのが、人に悪い印象を与えてしまうのだろう。
昔、いて、そしていなくなったカラスが戻ってきた。
何かしら環境に変化が起こっているということかな。