大神島に訪れる人が増えている。 大神島の方も過疎化が進み観光客を受け入れているそうだ。
大神島は島尻の北約4キロに位置し、標高74mの山腹の南斜面に集落が形成されている。
人口は1960年(昭和35年)頃の245人がピークで現在は20名ほどが生活しているそうだ。
島には軽食を食べられる食堂なども出来ていると聞くが、もう何年も足を踏み入れたことがない。
観光客を受け入れているが、祖神祭が行われる日は入れない。
祖神祭は、大神、島尻、狩俣の3地域で行われる秘祭で、大神が起源とされている。
大神と島尻では「ウヤガン」狩俣では「ウヤーン」と呼んでいる。
この祭祀は祖神を迎え入れ、集落に豊穣が満ちるように祈願する。
大神は旧暦の6月〜10月、島尻と狩俣は旧暦の10月〜12月の間に数回にわたって行われる
と言われている。祖神祭は夜通しで山籠りなどが行われ、その間神女たちは一睡もせず、
水と塩だけをとって神との関わりを続けるという。
秘祭であるため、具体的な内容はいっさい知られていない。
かっては大神の祖神祭が終わると、終了の合図として遠見台からのろしが焚かれ、
それを受けてから島尻と狩俣は祭日を決定していた。 そして両集落ともに祭事が終わると、
終了の合図としてのろしを上げ、大神に伝えていたと いわれている。
島尻と狩俣では、2000年頃から後継者不足により祭祀が途絶えているが
大神島では現在もなお続けられている。
この祭事が行われているあいだが島には出入りできない。
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きじむな
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