今年の桜は全国的にに早咲きだった。 桜に限らず、テッポユリや梅の花、
デイゴの花まで例年より早く咲いたと話題になっていた。
デイゴの花は沖縄県の県花である。そしてデイゴはオオゴチョウ、サンダンカと並んで、
沖縄三大名花である。 沖縄県のシンボルであり、高さが10mほどになる豆の木で、
インド、マレー半島が原産で 日本では沖縄本島が北限である。
鹿児島県奄美群島でも加計呂麻の諸鈍海岸で80本の並木道 となっているなど、
あちこちでデイゴの大木が見られるが、交易船の航海の目印とするためなど
沖縄から植栽されたものであるといわれている。
春から初夏にかけて真っ赤な独特な形の花を咲かせることで知られる。
(ただし、毎年満開となる保証はなく、年毎の差が大きい。)
あちこちで満開に咲かせる年もあれば、半分以下の年もある。
ほとんど咲かなかったこともあったそうだ。
なので昔の人はデイゴの開花状況から、その年の台風襲来を占った。
「デイゴの花が例年よりたくさん咲いて赤く色づく年は台風の当たり年。」
「デイゴの花があまり咲かない年は、台風が少ない。」 などと占ったという。
近年の研究でデイゴの花が咲かなくなったのは、デイゴに寄生する
「デイゴヒメコバチ」に よるものであるということが発表された。
今でも古い漁師連中や、畑のオジィ、オバァはデイゴの開花状況を見て、
台風の襲来を予想し 台風に備える。
今年のデイゴは例年より一月以上早咲きしたものがある。
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