書かれている。
宮古島では旧暦1月16日は学校も会社も午前中まで、
午後から墓参りをする。
沖縄本島では清明祭が大切な行事の一つ。
二十四節気のひとつで、中国から伝来した先祖供養の行事。
墓の前に親族(門中)一同が集まってご馳走を持ち寄り
にぎやかに過ごす。正確には5日の日から2週間が清明祭。
墓はご先祖様にとって大切なおうち。
自分たちの家や土地の神様に感謝するのと同じように、
まずはご先祖様の家である墓の土地の神様にも感謝をする。
沖縄のお墓には、墓の各所を守っている神様がいる。
その神様の代表として、墓の上座、墓にむかって右側に
おられる神様を「ヒジャイヌ神」
まずはこの神様に線香を12本、ウチカビ(あの世のお金)
そしてクバンチ(各地で呼び方が変わる)
紙に家族・親族の近況報告を書いた紙でウチカビと
一緒に燃やすもの。
このようなしきたりのようなものが細かくあるそうだが、
年々知る人も少なくなり「神離れ」とも言われている。
神様が人から離れて行くのではなく、我々生きている者が
簡略化して離れて行っているのではないだろうか。
兄弟・親戚・門中の多い沖縄では、大きな門中もあり、
清明祭の供養は近い先祖にとどまらず、まず入りの日に
先祖のルーツの墓(本家)その次に近い門中を回り一日では
終わらないところもあるそうだ。
中には親戚で観光バスをチャーターして回るところもあるとか。
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